烏帽子岳のピークと奥に御西岳。
日本マイナー10名山のひとつ、烏帽子山。早川の突き上げからとは違う雰囲気が漂います。
北股岳はもうすぐそこです。
でも梅花皮岳のピークを越えなくてはなりません。
梅花皮岳を越えて下り始めると、何やら遠目には熟年の夫婦連れのような落ち着いた歩きっぷりのふたりが近づいて来ました。何とmeotoyamaのケンちゃんとマリちゃんでした。二人は梅花皮小屋の管理と本日の作業隊の「しょくとー」(食事当番)の為に重い食材を担いで石転び沢をつめてきたとの事。聞けばマグロの刺身も有りで、本日下山の心が大きく揺らいでしまいました。(笑)天狗の庭へ行く目的は○○○っちのおかげで無くなってしまったので、小屋に戻るかもしれないとのこと。
「待ってるね~」。
「待ってるね~」。
北股岳のアングルは難しい。このポイントはイマイチ。
ここもイマイチ。
これでは主役が小さ過ぎます。
う~む、このアングル、このポイントが北股岳のベストショットだ(と思います)。
雪崩や融雪で洗われた東面は荒々しい。
梅花皮小屋でまったりラーメンタイム。
清水さんは石転び沢を下りたいと言うのでご一緒することに。この時期の下りは初めてですが、戻ってきたケンちゃんのアドバイスもあり、こけても滑落には至らないと判断。
息を大きく吸って北股のカッチを見上げます。
清水さんは石転び沢を下りたいと言うのでご一緒することに。この時期の下りは初めてですが、戻ってきたケンちゃんのアドバイスもあり、こけても滑落には至らないと判断。
息を大きく吸って北股のカッチを見上げます。
いよいよ下降開始です。清水さんはご機嫌?それとも不安?
雪渓の先端まではかなりありそうです。
どうぞ落石などありませんように。
歩き難いガレた急坂を慎重に下ります。
まだ雪渓は先です。
雪渓の先端部です。
あらためて急勾配だなぁと・・・。
名前の由来が判り易い「黒滝」。いつも雪に隠れていたので全体としては初対面です。
スプーンカットにそっと足を乗せながら恐るおそるの下降です。
亀裂も数箇所走っており、注意が必要になって来ました。
亀裂も数箇所走っており、注意が必要になって来ました。
まだまだ緊張は解けません。
ほん石転び沢の出合の下で雪渓は断裂・崩壊しており、いったん大地におります。
雪の厚さはこんな感じから~。
雪の厚さはこんな感じから~。
一番厚いところで6~7Mといったところでしょうか。
場所場所によって少なかった所と例年並みの所といろいろのようです。
雪のトンネル。
こうした崩壊には巻き込まれたくないです。
すごい雪の量です。
ほん石転び沢出合の下が一番崩壊がひどいです。
ふたつの沢のエネルギーがぶつかってしまうのが要因でしょうか。
再び雪の上に乗って進みます。
久し振りの雪上歩行、緊張が解けると爽快です。
雪の終点が見えて来ました。
ここで雪とお別れです。
岩がゴロゴロですが、見た目ほど歩き難くはありません。
下ってきた雪渓を振り返ります。
だんだん遠くなっていきます。
6月とは違った雰囲気が素適です。もっと紅葉が進めばいい写真が撮れるでしょう。
門内沢も石転び沢も水量が少なく、またいい飛び石があって濡れずに渉れました。
また来年の春に再見!
完