あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良山・秋進行形 2009年9月26日

    安達太良山へ、再び。

    先月の沼尻からの初めての周回ですっかり新鮮な山となったこの山に、一番懐かしい
   塩沢温泉~湯川渓谷をつめるコースからと、心は固まりました。

    渓谷の紅葉は未だしの感がありましたが、沢の瀬音を聴きながら歩を進める度に、精霊
   が身体中に染みてくるような感じで、愉しい遊歩に心も洗われました。

    それにしてもたくさんの山歩きの衆・・・。老若男女の言葉通り、大勢の人が夫々の想い
   を胸に、汗を滴らせ、立ち止まっては息を整えのゆっくりゆっくりのお年寄りから、一気に
   駆け抜けるが如くの若者まで、ただ「山」という心の一点に縛られて時間を共にしておりま
   した。

    今日のこの日、みんな山から何をもらって家路についたのでしょうか。言葉という表象は
   なくとも、人間の脳はまだその進化に足りなくて明晰な表現を与えることができなくとも、
   ただ達成「感」・爽快「感」という身体一杯の充溢を胸に戴いて帰って行ったことでしょう。


   (塩沢温泉~くろがね小屋~安達太良山頂~鉄山避難小屋~往路を戻る)


屏風岩から相恋ノ滝を見下ろします。秋の彩りに一番よく映えます。

イメージ 1




絶壁の上の秋色。朱にもっと鮮やかさが欲しい所です。

イメージ 2






イメージ 3




樹々の向こうに八幡滝。
瀬音が体中に滲みてきます。

イメージ 4




秋の主役は「葉っぱ」です。

イメージ 5




湯川渓谷をつめながら、気持の良い時間が流れていきます。

イメージ 6




黄葉の上に鉄山が見えて来ました。

イメージ 7






イメージ 8




くろがね小屋が秋の真ん中にポツリ。

イメージ 9




もうちょっと元気な?赤がほしい。

イメージ 10






イメージ 11




温泉でつとに有名(過ぎる?)、「くろがね小屋」

イメージ 12




昔はこの径をわき目も振らずに直登し、馬の背に突上げました。懐かしさが込み上げて来ます。
でも今は、この通り。

イメージ 13




矢筈森を見上げます。

イメージ 14




安達太良山頂がポツリと・・・。

イメージ 15




山頂に着きました。和尚山を望みます。

イメージ 16




山頂にて、筆者。

イメージ 17




沼の平。草木の生育は阻まれています。

イメージ 18




矢筈森の岩峰。

イメージ 19




安達太良の山頂を振り返って。

イメージ 20




沼の平の白と緑と赤。

イメージ 21




鉄山避難小屋でゆったり食事。筆者です。

イメージ 22




箕輪山。こころなしか、もうお疲れ気味の赤です。

イメージ 23




小屋のバックには吾妻の山並みが控えます。
右から、東吾妻山~中吾妻山~西吾妻山と続きます。

イメージ 24




矢筈森を見渡します。

イメージ 25




火口壁越しに船明神山。

イメージ 26




眼下にくろがね小屋。

イメージ 27




沼の平。

イメージ 28




船明神山、再び。

イメージ 29




鉄山中腹の黄葉。

イメージ 30




胎内岩を見渡します。

イメージ 31




矢筈森から鉄山を望んで。

イメージ 32




鉄山と黄葉。

イメージ 33




沼の平を俯瞰して。

イメージ 34




左奥、安達太良山頂。

イメージ 35




鉄山は秋進行形。

イメージ 36




篭山の紅葉。

イメージ 37




秋の陽光を一杯に浴びて。

イメージ 38




瀬音に包まれて寂かに下ります。

イメージ 39



                                              完