あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山・駆け抜ける秋 2009年10月3日

    山の日です。

   思いっきり長い距離を歩きたいなぁ、と念っていたのですが、事前の予報が悪く、長時間

   冷たい雨に打たれての山行は、突入するだけの若さ?に欠け、断念し、いつもの「雨」山に

   落ち着きました。


   (猪苗代スキー場~磐梯山本峰~櫛が峰~赤埴山~猪苗代スキー場)


車を停めて、準備をしていると、弘法清水小屋に「出勤」途中の吉田さんご夫婦の車に拾って戴き、
赤埴林道を楽々上昇?することに。
ひょいと躍り出た分岐からの磐梯山はもう秋に疲れ気味。

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一方、こちら赤埴山は今が紅葉の旬。

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予報に反して天気は晴れ気味。飯豊に行けば良かったかな?

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画面右下にご注目。車に乗せてもらった恩義は大事です。
小屋の修繕用の材木を私が担いで差し上げましょうと、律儀な筆者です。

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その後、ご主人の背負子にくくりつけましたが、この後、筆者は粋がって、このバランスの悪い
長物を背負子ごと小屋まで引き受けてしまいました。
バランスの悪い長物を背負ってのガレた急斜面はつらいですね。いい勉強になりました。

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小屋で休んでいる内にすっかり山は雨に捕まってしまいました。
小雨に煙る山径を登り行くと、すでに辺りは落葉の絨毯で、秋の宴の終焉を告知します。

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山頂に到着です。

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          「    落葉

            葉がおちて

            足元にころがっている

            すこしの力も のこして もっていない

            すこしの厭味もない
                           」
     
            ・・・・・・・八木重吉詩集より


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起ったまま枯れて、・・・最後まで一途に花なのですね。

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お山の上部は駆け足で秋が過ぎて行きます。
もう「名残」となった紅葉も落葉の時をまっています。

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団体さん到着。私は「脳天気」ですが(笑)、雨の日は辛くないですか?

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雨に加えて物凄い風が溜まり場を荒らしますが、こんな天気なのに何故か櫛が峰を目指します。
あるいは天気が、と・・・。

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まだまだ元気ですよ~。
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おいらもまだまだ。
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風に飛ばされそうになりながらも櫛が峰の山頂に到着です。

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いつも休憩に使っている岩です。

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雲と風のおもてなしを受けながら、のんびり待ちましたが雲の退勤時間はまだまだのようです。
時折、真上に雲を濾して陽の光りが射し込んではくれたのですが、もうお暇しましょう。

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噴火口の縁を慎重に下ります。

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「沼ノ平」の石標です。
少し奥まった場所にあるので、見過ごされやすい。

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色の変化・変容は、ドラマですね。
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東壁の色合いは、もう旬を逸してしまったようで、鮮やかとは・・・。

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ついでに赤埴山にも寄って行く事に。沼の平を振り返ります。

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赤埴山の北面は赤が良い色を出してます。

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赤埴山の山頂部。

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石標には「二合目赤埴山」とあります。
磐梯山は、富士山を意識しているとのことで、山頂が「五合目」となります。ややこしいですね。

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上部のガスは取れそうもないようです。

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猪苗代スキー場の主役はススキです。

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これから咲き出でんとする花々・・・。

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「下山すると、晴れる」、これは経験則を超えてもう「法則」と言ってよいかも知れません。

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                                              完