あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山・暢好 2010年11月27日

   今日(11/27)も磐梯山に。

   ただ歩きたい、
   無心になってお山の空気に浸りたいなぁ、・・・
   そう想って、結局、この山です。

   この時季であっても踏んでみたいピ~クの二つや三つ、
   容易に指を折れますが、何やかやと気を遣って煩わしい。

   やはり、この山かな。     

   のんびりと自らの靴音、
   その律動だけを友に径を辿り往けば、
   木々の小枝の囁き、笹の舞い、
   岩の古老たちの慰喩・慰励に心解され、
   お山の惻隠に心寂まります。

   この暢好、山歩きはほんといいなぁ。


   (猪苗代スキー場~沼の平~弘法清水~磐梯山頂~
    赤埴山~猪苗代スキー場)



   猪苗代スキー場の駐車場に着くと既に1台。
   見覚えのある車です。やはり郡山のkobayashi さんです。
   山形県は小国なる天狗平に毎週通いつめ
   石転び/梶川に遊んでいた彼も、
   冬は磐梯/安達太良にシフトのようです。
   これからオニギリ食べて腹ごしらえの筆者。
   どうぞ構わずにと先に発っていただきます。

   今日はゲレンデを作業道に沿って蛇行せず、
   kobayashi さんに倣って直登します。
   食べて飲んで靴紐通してと、ダラダラやっているうちに
   kobayashi さんの姿は見えなくなってしまいました。
   朝陽を享けて山頂部が耀ります。
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   赤埴山への途中から、猪苗代湖
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   これといった新たな降雪は見て取れませんが、
   東尾根から上部にかけては樹々に氷着した雪の華が見事です。
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   清々しい青空の下、沼の平への足取りも軽く。
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   東尾根の斜面には雪の華が咲き揃い、
   sora には残月がつましく。
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   磐梯山
   今日の貌、雪の華にちょっとはにかんで。
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   静寂の沼の平をお山と言葉を交わしながら。
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   残月に見つめられながらも凛とした態度を崩さぬ天狗岩。
   天を・・・。
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   火口の淵に上がれば飯豊のお山が~のハズが、
   先週より厚い雲が遮ります。
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   櫛が峰。
   今日も帰りに寄ろうかな。
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   雪の華がきらきらと陽かって迎えてくれます。
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   弘法清水に到着です。
   今日もお山は悠々とsora を泳ぎます。
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   陽の光に雪の華が弾けます。
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   カッチンコッチン、ツルツルの登山道。
   一旦融けて凍るでアブナイことこの上なし。
   アイゼン不所持!!の筆者は恐る恐るの忍び足です。
   あらら、kobayashi さんがもう下りて来ました。
   やはり筆者より足が長い分?ピッチが速いですね。
   流石に本格アイゼン装着です。お、お恥ずかしい筆者。
   「アイゼンなしで大丈夫ですかぁ?下りが怖いですよぉ、
   気をつけて~」とのご忠告に、
   「ハ~イ、気をつけます」と殊勝な?筆者。
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   通称『のぞき』のポイント。
   全く以って好い陽気なのですが、さすがにこの標高、
   気温は低く、足元の氷は融ける気配なし。
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   寒々とした北面を、
   雪の華に「暖かく」?迎えられながら登ります。
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   足元はツルツルです。
   下りを考えるとちょっと心配。
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   陽が燦々の山頂が~。
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   まさに「お日様」!です。温々の山頂に到着。
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   山頂から。
   櫛が峰、そして奥に吾妻の連嶺。
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   会津盆地。
   今日は晴れ渡っています。
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   猪苗代湖を背に、筆者。
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   お楽しみのラ~メンタイム。
   カップで満足満足の筆者は安上がり?ですね。
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   山頂の祠。うっかり撮るのを忘れるところでした。(笑)
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   北方に桧原湖西吾妻山
   のんびりたっぷり良い時間を過ごせました。
   そろそろ下るとしますか。
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   北面には白い粉をまぶしたように。
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   ツルツルの路をくだります。
   抜き足、差し足、忍び足。へっぴり腰にストック差して~。
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   やっと一息。東壁、東尾根、赤埴山。
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   弘法清水でお土産に1.5リットル調達し、
   さて次は櫛が峰へと下り始めると・・・
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   ・・・誰か登って来ます。もしかして?
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   何と吉田さんご夫婦です。
   今日は小屋の片付けと荷下ろしとのこと。
   筆者の「手伝う事ありますかぁ~」に応えて、
   「ありま~す」。
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   弘法清水小屋の臨時「開店」です。
   吉田さんの引退ということでご挨拶に来訪されたSさんも、
   筆者と荷下ろしを手伝わせていただくことに。
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   東京からいらした会社の山岳部繋がりという4人の方も交え、
   温かいナメコ汁をご馳走になりました。
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   外では陽に燦々と雪の華の饗宴です。
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   何かのご縁です。小屋前で記念にパチリ。
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   飯豊は生憎見えませんが、遠く月山と・・・
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   ・・・朝日連峰が顔を出してくれました。
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   さて下山です。
   各自、背負子にザックに荷を括りつけ、
   四方山話に花を咲かせながら。
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   筆者は荷を赤埴林道の終点まで届けたあと、
   車でとのお誘いを固辞してお三方と別れ、
   登り返して赤埴山に。
   週に1回はちゃんとちゃんとの登山がないと足がすぐ弱ります。
   赤埴山から磐梯山本峰を望んで。
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   沼の平。
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   そして櫛が峰。
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   鏡沼にsora の青い瞳が入って。
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   赤埴山から、猪苗代の町並みと川桁山。
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   爽快、猪苗代湖
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   雪を待ちわびる本峰。
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   ゲレンデを駆け下り、今日も無事の下山です。
   お山に感謝し黙礼。
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   お わ り