10月の佳き日、御幣松尾根から大日岳をと考えていましたが、初雪の便りもあり、また台風一過、決壊箇所や単管橋への不安が脳裏をよぎり、今回は断念することに。
(これは杞憂で、この尾根を利用された方によれば、台風の影響はなかったそうです。)
(これは杞憂で、この尾根を利用された方によれば、台風の影響はなかったそうです。)
出来るだけ長い距離を歩きたい、たっぷりと長い時間を稜線に遊びたいという念いが沸々、日帰りとしては久し振りに御西まで足を伸ばすことにしました。でも、だからといって急に足が速くなる訳でもありませんので、出発時間を早めるしかありません。登山口を午前2時半までには発てるようにと、家を夜の11時半前に出発。予報は良かったものの、車中のラジオからは「寒気が入り込み、云々」とのアナウンス。その言葉通り、辿り着いた三国岳からの大日岳は雲に蔽われ、予報どおりの晴天に恵まれた福島・山形側とは対称的に新潟側の稜線の上には大きな雲が鎮座しておりました。
晴天の下、周囲の鮮やかな色合いに励まされて幾つもの峰を越え、本山山頂部の初雪に胸躍らせながら、勇躍御西小屋へと突き進みましたが、西へ進めば進むほど雲の跳梁跋扈で、思うような眺望は残念ながら得られません。
でも僥倖、山の恵みは、えもいわれぬ色のハーモニーで、私の心に身に余る程の秋の豊饒を届けてくれました。冬の到来を前にして山のみんなが持てる色をすべて出し合って催したささやかな饗宴にちょっと遅れましたが、間に合って混ぜてもらうことができて佳かった。
でも僥倖、山の恵みは、えもいわれぬ色のハーモニーで、私の心に身に余る程の秋の豊饒を届けてくれました。冬の到来を前にして山のみんなが持てる色をすべて出し合って催したささやかな饗宴にちょっと遅れましたが、間に合って混ぜてもらうことができて佳かった。
(御沢キャンプ場02:15発~05:35着三国小屋06:08発~07:05着切合小屋同07:15発~08:35着飯豊本山小屋09:20発~10:30着御西小屋11:10発~(玄山道経由)~12:15着飯豊本山小屋12:25発~13:25着切合小屋13:35発~14:30着三国小屋14:45発~16:35着御沢キャンプ場)
三国岳です。もうヘッドランプは要りません。


七森を見上げます。次は切合へ。


寒かったね!


大日岳、今日は雲の応接に忙しそうです。


三国岳を振り返ります。朝の陽光が優しく包みます。


疣岩山です。


シャーベット状態ですね。


種蒔山から、秋の空をBGM?に疣岩山を眺めます。


ちょっとだけ大日岳が顔を出してくれました。


御西以西は雲が元気良過ぎるほどです。


西方には寒気が雲の塊と化しています。


御西岳は雲に呑み込まれています。


一王子の水場分岐です。初雪が清々しい。


飯豊本山小屋です。


ダイグラ尾根、山肌の色合いに見惚れてしまいます。


山形側は快晴です。


御鏡雪は初雪でお色直し。


這松にはシャーベットがびっちり。


筆者です。


クサイグラ尾根も雲にからまれています。


駒形山の標柱にはエビのシッポが・・・。


玄山道分岐はすぐそこです。


石ダムが何段にも重ねられています。


風に乗って、雲が押し寄せて来ます。


御西はガスの中。逡巡しましたが、やっぱり行きます。


草月平で束の間ガスが切れました。


再び、ガスの襲来。


御西小屋に到着です。


御西小屋にて。3個目のおにぎり。
新潟のI さん。愉しいお話有難うございました。ご健行を祈っております。

新潟のI さん。愉しいお話有難うございました。ご健行を祈っております。
