屹兎屋山(きっとやさん)。先週の三森山への縦走ピストンの際、分岐の標柱に鮮やかに記されていたこの山への径を、同様に二ツ箭山、猫鳴山を経由してピストンすることに。
三森山へのピストンの際は、時間の見積もりが甘すぎ、日没への恐怖からかなりの緊張を強いられたので、今回は少しは早目の出発を心掛けました。予期せぬことに巻き込まれた場合、時間の余裕の無さは悪い方への連鎖を招き寄せるものです。と言っても、距離の計算上は往復で2KMは短くなるので、マイペースを大事にということを併せ考えても、前回より1時間程早めればいいかなということに。
(結局、家を出るのが少し遅くなり40分早めただけになりましたが)
(結局、家を出るのが少し遅くなり40分早めただけになりましたが)
しかし不思議な事に、この緊張感の無さ?は山行の充溢感というものを削いでしまうものなのですね。天気に恵まれ、より温かく、コンディションとしては良かったにも拘わらず、正直なところ、山行自体いまひとつの感を拭い切れません。贅沢な話です、まったく。(笑)
コース自体の感想を敢えて言えば、やはり屹兎屋の山頂の眺望の悪さ、また人工物の多さは訪れる者に負の印象を余儀なくさせます。多少距離が長くても、開放感や、太平洋に突き出る達成感には得がたいものがあり、三森山に心は傾きます。何れにせよ、心を空しくし、ただ歩くことに没頭したい方には格好のエリアだと思います。
[ 歩行距離;20KM、歩行時間;5時間39分/全行動時間;6時間52分 ]
(駐車場08:18発~09:27着女体山/「岩場のテラス」09:42発~11:05着屹兎屋山/三森山・分岐~通過~11:45着屹兎屋山山頂12:28発~13:00着猫鳴山/三森山・分岐~通過~14:15着「岩場のテラス」14:30発~15:10着駐車場)