あるく

~山の恵みの備忘録~

▲二ツ箭山~猫鳴山~屹兎屋山 2009年11月28日

 屹兎屋山(きっとやさん)。先週の三森山への縦走ピストンの際、分岐の標柱に鮮やかに記されていたこの山への径を、同様に二ツ箭山、猫鳴山を経由してピストンすることに。

 三森山へのピストンの際は、時間の見積もりが甘すぎ、日没への恐怖からかなりの緊張を強いられたので、今回は少しは早目の出発を心掛けました。予期せぬことに巻き込まれた場合、時間の余裕の無さは悪い方への連鎖を招き寄せるものです。と言っても、距離の計算上は往復で2KMは短くなるので、マイペースを大事にということを併せ考えても、前回より1時間程早めればいいかなということに。
(結局、家を出るのが少し遅くなり40分早めただけになりましたが)

 しかし不思議な事に、この緊張感の無さ?は山行の充溢感というものを削いでしまうものなのですね。天気に恵まれ、より温かく、コンディションとしては良かったにも拘わらず、正直なところ、山行自体いまひとつの感を拭い切れません。贅沢な話です、まったく。(笑)  

 コース自体の感想を敢えて言えば、やはり屹兎屋の山頂の眺望の悪さ、また人工物の多さは訪れる者に負の印象を余儀なくさせます。多少距離が長くても、開放感や、太平洋に突き出る達成感には得がたいものがあり、三森山に心は傾きます。何れにせよ、心を空しくし、ただ歩くことに没頭したい方には格好のエリアだと思います。

[ 歩行距離;20KM、歩行時間;5時間39分/全行動時間;6時間52分 ]

(駐車場08:18発~09:27着女体山/「岩場のテラス」09:42発~11:05着屹兎屋山/三森山・分岐~通過~11:45着屹兎屋山山頂12:28発~13:00着猫鳴山/三森山・分岐~通過~14:15着「岩場のテラス」14:30発~15:10着駐車場)


ロングランの秋の興行です。
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この沢は優しく、気分は逍遥です。
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二つある岩峰のひとつ男体山
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女体山の岩場越しに海といわきの町を見下ろします。
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今日の目的地・屹兎屋山です。はっきり言って遠いです。
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月山の向こうに太平洋がキラキラと。
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ここから縦走開始です。
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猫鳴山の山頂へは帰りに寄る事に。
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屹兎屋山/三森山・分岐です。今日の目的地は左です。
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加路川・グミ平へ下る分岐です。
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三森山から屹兎屋ピストンの平野さん。お疲れ様です。
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トレイルランに励んでおられる引地さん。アッと言う間に抜き去られ、もう屹兎屋の山頂から戻ってきました。たまにはゆっくり歩くのも良いですよ~。
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大きな電波施設です。
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屹兎屋山の山頂です。(標高875.1M)
ちょっと味気ないような寂しい所です。
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屹兎屋山からの二ツ箭山です。あそこから歩いて来たんですねぇ。おにぎりをほお張り、カップ麺をすすりながら、感慨に耽る私でありました。
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往路を戻ります。猫鳴山が見えて来ました。
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二ツ箭山・猫鳴山への分岐です。
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早発ちは「三文の得」?陽はまだまだ高いです。今日は余裕たっぷりです。
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猫鳴山の山頂に寄って見ました。眺望もなくひっそりとしています。
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落葉の上をひたすら、さくさく、サクサク。
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陽は高く、心は静かです。
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二ツ箭山の山頂を越えて「岩場のテラス」に戻り着きました。
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右端が屹兎屋山。「足」は偉いですね。
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駐車場に愛車が待っています。
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テラスでちょっと休憩します。
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「30Mの鎖場」も無事クリア。
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西日に紅葉が精一杯応えています。
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西日が秋の終りを華やかに演出してくれました。嬉しい心遣いですね。
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杉木立の向こうに黄葉が艶やか。
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無事に御滝です。感謝し、お山に黙礼。でも緊張感を欠いて充溢感がイマイチ。何故?(笑)
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