私の町からは朝な夕なに片曽根山、移ガ岳、大滝根山そして安達太良・吾妻の連嶺を
見ることができます。安達太良山は学生の頃、何を思ってか記憶に定かではないのです
が(笑)、何度か続けて登った事があります。ただ最近はいくら記憶を辿って見ても思い
当たらないほど足を踏み入れていません。
見ることができます。安達太良山は学生の頃、何を思ってか記憶に定かではないのです
が(笑)、何度か続けて登った事があります。ただ最近はいくら記憶を辿って見ても思い
当たらないほど足を踏み入れていません。
先週の吾妻でノスタルジーが喚起されてしまったのか、ふっと安達太良への想いが高ま
り、登ってきました。
これまでに多分七、八回はこの山に登っているのですが、すべて東側から、塩沢温泉や、
岳温泉からのものでしたので、今回は西側の沼尻温泉からの周回ルートに。
り、登ってきました。
これまでに多分七、八回はこの山に登っているのですが、すべて東側から、塩沢温泉や、
岳温泉からのものでしたので、今回は西側の沼尻温泉からの周回ルートに。
初めてのコースというものは初々しいもので、初めての山と言ってもいいほどです。
前半こそ、生憎のガスや小雨のために眺望を逸しましたが、後半はガスも少し取れて、
噴火によってこの山にもたらされた自然の造形美に感嘆するばかり。
前半こそ、生憎のガスや小雨のために眺望を逸しましたが、後半はガスも少し取れて、
噴火によってこの山にもたらされた自然の造形美に感嘆するばかり。
沼の平を頂稜部から眺め・見下ろす時、その荒涼たる様相に一種寂寥の感を深くしますが、
それは感得の域を出るものではありません。しかしこの沼の平を傍らに置きながら、近しく
胎内岩を下降し始めると、鼻を突く硫黄の臭いが次第に谷に漂い始め、草木をはじめ、生命
の生長が阻まれてある世界へと、迷い込むような・不思議な感覚を呼び覚まされ、火山と
いう大地の大きな意志・熱い力の噴出を体感させられることでしょう。
それは感得の域を出るものではありません。しかしこの沼の平を傍らに置きながら、近しく
胎内岩を下降し始めると、鼻を突く硫黄の臭いが次第に谷に漂い始め、草木をはじめ、生命
の生長が阻まれてある世界へと、迷い込むような・不思議な感覚を呼び覚まされ、火山と
いう大地の大きな意志・熱い力の噴出を体感させられることでしょう。
今回、沼尻を起点とした周回を歩いてみて、この安達太良という山の「経験」がより深め
られました。「故」(ふる)き山を「温」(たず)ねて「新」(あたら)しき山を「知る」、
一つの山を理解するという事は「経験」(=「敬謙」)の深化としてのみ在るのだと、あらた
めて思わされました。
られました。「故」(ふる)き山を「温」(たず)ねて「新」(あたら)しき山を「知る」、
一つの山を理解するという事は「経験」(=「敬謙」)の深化としてのみ在るのだと、あらた
めて思わされました。
展望台から白糸の滝を見下ろします
登れど上れどガスがたちこめ周りは見えません
船明神山の岩峰を越えて
雨が当たり始めました。前方に幽かに標柱(石莚分岐)が見えます。
山頂から和尚山を望む。雨風で風上にカメラを向けれません
風が収まったすきにすばやく風上にワンショット!
暫く待機しても雨止まず・・・山頂を後にします。
矢筈森の岩峰です
これから向かう鉄山のシルエット
鉄山避難小屋です
さ~て下山ですが、まだ上部にはガスが・・・
「しゃくなげの塔」?
やっとガスが上がり、稜線が姿を現しました
矢筈森と鉄山
沼の平
見事な岩の切れ込みです
沼の平を覗きます
船明神山への尾根
え~!!!ここをくぐるの? (胎内岩の岩くぐり・・・こんなに狭いとは!)
ほふく「後」進、ザックを引っ掛け引っ掻け、やっとこ。
異様な「白」です
障子が岩と呼ばれています
岩、ゴーロゴロ。
胎内岩を振り返ります
だいぶ下りて来ました (硫黄の臭いが・・・)
廃道になっている「沼の平」コースの分岐地点から振り返ります
有毒ガスのために犠牲者が出て立ち入り禁止に・・・
硫黄の臭いの立ち込める谷を進みます
湯の華の採取場です
お二人さん、野湯に浸かっていいですね~。
お湯はどんどん麓へ
作業道を通って、白糸の滝の上部を通過してきました。
完