吾妻の瞳、五色沼。
今日(10/22)は、吾妻のハ~ト、谷地平へ。
10月18日、吾妻山の噴火警戒レベルが、2から1に。
それに伴い、火口周辺規制が解除され、
浄土平から一切経山への登山道が解禁されましたので、
こちらも、ついでに。
谷地平は、ワタスゲの季節に来たかったのですが、
あれやこれやで果たせず。でも、
吾妻に懐かれ、秋深の仙境にひとり、
峰々ととっぷり語らうひと時に恵まれました。
感謝。
兎平駐車場で、身づくろい。
歩いて5分、一切経が笑んで迎えてくれました。
(浄土平駐車場は有料ですが、直ぐ隣りの兎平駐車場は無料です)
木道に歩運。まずは、酸ヶ平~一切経山。
陽精の…
そして磐梯山からのエ~ルに応えます。
一切経を頂いて、パチリ。
まじまじと眺覧。東吾妻…
そして、吾妻の連延。
縦走にシフトする?(笑)
吾妻の瞳に、ご挨拶。
さて、今日のメインは谷地平。
いとまを告げ、先へ。
唱を合せる高山、安達太良の連嶺。
さぁ、姥ヶ原、谷地平へ。
鎌沼に添います。
おだやかに、運歩。
鷹揚と、東吾妻山。
陽精の讃歌に…
水面が信実に応えます。
きらきら、キラキラ…
燦然と。
鎌沼をあとに。
空には、雲の頌歌。
姥ヶ原を後に、森の鬱蒼の中へ。
森を抜け、姥沢を渉れば、谷地平は直ぐ。
中吾妻のエ~ルがうれしい。
今日の目的地、谷地平湿原に到着です。
いつもの場処に陣取って…
昼餉の準備。
ここは吾妻のハ~ト。
吾妻の友に囲まれて、遊心。
安息の、ひと時。
おだやかな風、…
「風に吹かれて」(ボブ・ディラン)
"Blowin' In The Wind"~Bob Dylan
"How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, 'n' how many seas must a white dove sail
Before she sleep in the sand?
Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.
Hom many years can a mountain exist
Before it's washed to the sea?
Yes, 'n' how many years can some people exist
Before they're allowed to be free?
Yes, 'n' how many times can a man turn his head,
Pretending he just doesn't see?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.
How many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, 'n' how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
Yes, 'n' how many deaths will it take till he knows
That too many people have died?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind".
ボブはいう・・・
挫折、自立、暴力、安息、永遠、
差別、貧困、抑圧、解放、自由、戦争、そして平和、――
「ここに答えがある」だのと、物知り顔で宣う奴を俺は信用しない、
悪党は、間違っていると頭でわかっていても、目を背ける奴だ。
答は風の中、友よ、風の中に吹いている、
誰にも見られず理解されず、また飛んでいってしまう
その風の中にだ。だから、風に聴け…。
~そして、彼はきっと、こうも詩うだろう、
"何度原発の事故を繰り返せば、それが狂愚と悟るのか"と。
"Live by the Spirit"(聖霊によって歩きなさい)
とは、新約書、パウロの言葉。
「聖霊」の原語"プネウマ"は「風」の意で、
「風にまかせて歩みなさい」との訳も。
そして、
『風は思いのままに吹く。
あなたはその音を聞くが、
それがどこから来て、
どこに行くかを知らない』…
とは、
新約書の主人公の言葉。
心斎の、ひと時。
谷地平には、いい風が流れています。
やさしいまなざし、"Grace be with you"。
食事を了えて、大倉深沢あたりを散策。
溌剌と、水の精。
"上善如水"は、
"風に吹かれて"に通じてる。
だいぶ長居をしてしまいました。
帰りましょう。
往路は復さず。
駕篭山稲荷を周って、姥ヶ原へもどりましょう。
見晴らしを得て、烏帽子~昭元山~の主稜線…
そして、継森、中吾妻山。
姥ヶ原に戻ると、やっとハイカーの姿。
吾妻小富士が迎えてくれれば、山路の終りです。
一切経が見えて、"Grace be with you".
火のエ~ルに与ります。
無事の下山、
吾妻の寵待、心斎のひと時に
感謝、感謝、感謝。
Fin