ワタスゲの頌につつまれて・・・
今日(6/26)は、吾妻、谷地平へ、ワタスゲと語らいに。
序でに、一切経山から『吾妻の瞳』にご挨拶。
谷地平では、数こそまだ控えめでしたが、
ワタスゲの頌に耳澄ますひと時に恵まれました。
ただ、ケトルを忘れてしまって湯が沸かせず、
ラーメンを食すことがかないませんでした。(笑)
「ご無沙汰です」。~一切経は相変わらず煙草をくゆらせています。
そそくさと?一切経山を頂き、『吾妻の瞳』にご挨拶。
小舟でも浮かべ、日がな一日、ゆられていたいなぁ・・・
さて、五色沼が『吾妻の瞳』なら、谷地平は「吾妻のハート」?
本日はそちらがメインです。長居は無用。
ん~わかるかな?
吾妻小富士のずっと先に、鎌倉岳、移ヶ岳、大滝根山。
鎌沼の畔から、東吾妻山。
姥ヶ原から鬱蒼の森へ。
こんな悪戯をするのはアイツだけ。
鬱蒼の中、標高差300Mほどをすてて森を抜け、姥沢を二度渡渉。
やっと、谷地平湿原の前に。
ここは、吾妻のハートです。
その衷情・・・
また、ワタスゲの頌に合せられ・・・
心はウキウキ、軽やかに歩いてゆくと・・・
いつもの休み場処。
池塘の懇ろな慰待、慰労に与ります。
どっこいしょと腰掛け・・・
吾妻のお歴々と、肝胆相照らしての歓談、四方山話?
お山は全てを了察、黙って、この形影をおおいます。
ただ、思想の交換。
さて、ラーメンタイム。~なのですが、
ガスのヘッドもカートリッジもあるのに、ケトルがない?嗚呼!・・・
これではお湯を沸かせません。
しょうがない、おにぎりと菓子パンとサラミでランチとしましょう。
そんな心のザワザワも、池塘の時間はしずめてくれます。
ワタスゲがすくない。
今年はどこも残雪が多かった様ですから、少し来るのが早かったかな。
でも、それはそれで、少数精鋭?・・・
それぞれに、それぞれの茫漠。
その独特。それがいい。
「深い人生よりもっといい人生
それは個に徹した人生だ
浅くもなく深くもなく
浅ければ浅いままに
深ければ深いままに
力をつくして残無い人生だ」
(八木重吉)
見目麗しさじゃない、大切なのは、気持が貫かれているかどうか・・・
そんなポエトリーが、ワタスゲにはある。おしえてくれる。
いい時間を過ごせました。感謝。
一刻の休息に、感謝。礼敬し・・・
ワタスゲの鄭重なる目送に与って・・・
帰るとします。
何やらコバイケイソウがニョキニョキ。今年は当たり年かも?
大汗かいて鬱蒼の森を抜ければ、姥ヶ原。
そこは、チングルマの共和国。
ここでも、鄭重なる目送に与り・・・
浄土平へ。
無事の下山、
閑肆の山路に
感謝、感謝。
fin