櫛ヶ峰から、天狗岩。
これ以上ない、上天気の下、
櫛ヶ峰、大磐梯、赤埴山を巡って、悠悠閑閑。
存分にお山と語らうひと時に恵まれました。
感謝。
群青の秋空――
つつましく、歩こう。
"天というのは
あたまのうえの
みえる あれだ
神さまが
おいでなさるなら あすこだ
ほかにはない"
~八木重吉
風がないので、ぶらりと鏡沼。
秋光の、逆さ磐梯。
沼の平へ。
あかるく、やわらかな貌の大磐梯。
慈悲の響に浴します。
沼の平をすたこら、まずは櫛ヶ峰へ。
お山はにこにこ…
宙soraに沐浴。
おだやかに、飯豊。
櫛ヶ峰を頂いて、眺覧。
悠悠閑閑、
お山のきもちが沁みてきます。パン1個。
お山の祈りは、
"Grace be with you"。
大地の懊悩の痕跡が、
ちっぽけな煩悶を熔かします。
雲を、花のように咲かせて…
お山は、頌歌。
いい時間を、ありがとう。
ただしい心、
幼いような、おだやかな気持に恵まれました。
このまま、帰ろうかな。でも…
大磐梯に寄らない訳にもいきません、いざ。
天狗岩と語らいながら。
振り返って、櫛ヶ峰。
懊悩を統べる、天狗岩。
大磐梯を頂きました。
この日和に、山頂は大変な人出です。
陽精の優しいまなざし。
山頂小屋の脇で、味噌汁、おにぎり、パン。
ひとり一人、それぞれの爽快、達成、そして憩い。
天青に応える、湖。
櫛ヶ峰には、親昵の調べ。
山頂がやっと空いたので、ショット。
賑やかな山頂にいとまを告げ、帰ります。
見下ろして沼の平、赤埴山、川桁山。
ん?天狗岩に親しげな雲、ひそひそ話?
雲は頌歌となって。
"天を仰げ、天から生きよ"と。
沼の平にそぞろ歩き。
いいけしきをたくさんすいました。
赤埴山を頂いて、眺覧。
大磐梯。
沼の平。
そして、櫛ヶ峰。
今年はどうも「紅」が溌剌としません。
山は気持が貫けているから、
人を打つ。
巧みな智慧などは要らない、
ただ信のみ。
"Grace be with you",
こころがやさしくたかぶります。
ゲレンデトップ。
お山の巨きな大きなエ~ルに与って…
無事の下山。
朗爽の山路に、
感謝、感謝、感謝。
Fin