2014-06-17 遊心/吾妻谷地平(後編) 2014年6月15日 C『吾妻連峰を歩く』 登山 『前篇』からの続きです。 ラ~メンを食し了え、靴下のまま木道に天真爛漫。 ワタスゲの合唱に応えます。 遊心、… 『夫(そ)れ然(かく)の若(ごと)き者は 且(そもそ)も耳目の宜しき所を知らずして、 心を徳の和に遊ばしむ』 (荘子) ワタスゲは朴訥淳良、 訴えることなく、主張することもない。 その独特。 独特の花には独特の徳、独特の喜悦がある。 独特の生涯に、 独特の艱難、独特の歓喜があるように。 吾妻のハ~トに沐浴ゆあみするひと時。 『風に任せて歩みなさい』、…。 寛いで、吾妻の柔和と謙廉を押し戴き、 心は満腹。そろそろ、・・・ 帰るとしましょう。 花々の歓送。 森の枝沢には雪解けの水の溌剌。 東吾妻にも寄ることに。 磐梯山からはエ~ル。 東吾妻の山頂から、 吾妻の大兵を見渡します 。 閑に佇む谷地平。 山頂を後に姥ヶ原に戻れば、 路傍にチングルマがねぎらいます。 鷹揚に燻らす一切経に見えれば、 浄土平は間近、終点です。 無事の下山、 遊心のひと時に 感謝、感謝。 Fin