あるく

~山の恵みの備忘録~

大日岳/讃悦(その3) 2015年8月15-16日


   『大日岳/讃悦(その2)』からの続きです。



   ああ、暢達の飯豊。
   小径をてくてく。歩くのが愉しい。
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   峰々の輪唱が響きます。
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   草月平の叙情に逍遥、 
   一輪一輪の花、ひとすじの気持が交響します。
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   白鯨の思い。
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   花の衷心。
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   白鯨の響に、耳澄ませます。
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   白鯨に、この”御鏡”に、魑魅魍魎の”文明”は、
   どう映るのでしょうか。
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   入山の前の日、"談話"とやらで、
   わが宰相は
   ”繁栄こそ平和の礎(いしづえ)"と、
   したり顔で語っていました。
   何たる幻想であることよ。
   かつてガンジー翁は説きました、
   ”大地は
   一人ひとりの必要を満たすだけのものは
   与えてくれるが、
   貪欲は満たしてくれない”と。

   ”暴力”に支えられた経済を基礎にして
   平和を築こうとは、
   あまりの背理ではないですか。


   ”然うだ”と、
   飯豊の白鯨が肯いています。

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   お山のエ~ルに応えます。 
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   駒形山、そして飯豊のピ~ク。
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   駒形山で周観、山の精のもてなしにまったり。
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   飯豊の頂が待っています。
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   飯豊山頂に到着。
   愉しい、和やかな運歩の余韻に浸ります。

   居合わせた方々とお喋り。
   "若者よ、大嵓尾根を降るのに
   水、700㏄じゃ足りないぞ~!" 
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   "Grace be with you"。
   宙と雲と大日岳が唱和します。
   沁みるエ~ル。

   "山のような人間にならせたまえ"。
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   北股の衆の呼ばわる響。"次、行けますように"。
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   この稜線も愉しいのです。
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   大嵓尾根、宝珠山
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   そろそろ、山頂においとましましょう。
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   山頂を発つと、
   直ぐ足元に一輪のイイデリンドウ。
   丁重なるご挨拶を頂戴しました。
   "ありがとう"。
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   飯豊の山頂をあとに。
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   本山小屋にもおいとま。
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   御前坂から、
   御秘所、草履塚、種蒔山。
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   "カフェ御前坂"(テーブル形状石)。
   もう、マスターは隠れだしました。
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   御前坂から、ねぎらいとエ~ル。
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   飯豊の白鯨、御鏡の雪からも、
   "Grace be with you".
         いかで応えん、飯豊の愛に。
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   飯豊は生命の山…。
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   …と感懐、草履塚に喘ぐと、何と山友ハタノさん。
   そしてもうお一人、
   忘れもしません、以前大嵓尾根でお会いした方です。
   二人とも日帰り、越後人は健脚揃いです。
   また、お会いしましょう~!
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   切合で大豆バー。水を補給。
   これから辿る地蔵岳への稜線に気合を入れます。
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   睦まじく草履塚、飯豊本山。
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   まだか、まだかの地蔵岳
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   滝切合から、飯豊本山。"Grace be with you".
   "ありがとう、また来ます"。
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   御田の大杉に無事を礼して。
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   大日杉の小屋前に着地。
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   無事の下山、
   たくさんの出会い、
   讃悦の山路歴程、生命の充満に
   感謝、感謝、感謝。



   Fin