大日岳標柱に点った燈心。(8/16)
今回(8/15-16)は、飯豊/大日岳へ。
久しぶりにテント担いで、幕営です。
途中、切合で本降りの雨。
小屋に難を避けて1時間余り、
心が折れかけましたが、
大日岳への一念が、
お山に聞き届けられました。
感謝。
参考までに
[コースタイム]
8/15;大日杉登山口発04:42―05:46御田の大杉―07:33地蔵岳
(小雨が降ったり止んだり)―08:48目洗清水―10:42切合小屋
(雨が本降りとなり切合小屋内で1時間余り停滞)―12:12草履塚
8/16;御西/テント発04:40―05:38大日岳―06:46御西/テント07:44
―08:57飯豊山頂―10:30草履塚―10:59切合小屋-12:48目洗清水
―13:46地蔵岳―15:04御田の大杉―15:51大日杉小屋着
ざんげ坂を越えて、えっちらおっちら。
飯豊の山守、御田の大杉にご挨拶。
"道中、気をつけてな"。
三国岳が展けますが、剣ヶ峰は雲に応接。
鍋越山と並びます。
下界は明るいものの、
尾根には段々と雲が絡んで来ました。
地蔵岳着。おにぎり1個。
そしてポツリ、ポツリ、雨の滴。雨足が・・・。
居合わせた三人、迷った末に、雨具の上衣を装着。
切合への稜線には雨雲が待ち受けます。
目洗清水はOK。
直ぐ先の広場から飯豊本山。
雨は降りみ降らずみ、
これも歓待のうちとしましょう。
雨雲をもてなす飯豊本山。
七森にご挨拶。
御坪に遊歩。
草履塚と語らいます。
カンバの合間を縫って、のっしのっしと。
種蒔山を巻き、切合の分岐を踏めば、
タカネマツムシソウのお出迎え。エ~ルがうれしい。
”ミツバチくん、こんにちは”。
切合小屋が見えて来ました。
一息入れましょう。
おにぎりを食べ終わらないうちに、本降りの雨が襲来。
これはたまらんと小屋に逃げ込み、様子を見ることに。
なかなか好転せず、気が弱くなり、此処で沈没か?
いやいや第一義は大日岳!と、気を引き締めます。
1時間余り過ぎて、雨足に弱まる気配。
”今しかない!”
足の促しに任せて、出立です。
草履塚着。
雨足は弱く、降りみ降らずみ。
"Come over here," 飯豊本山が招きます。
さて御秘所へと見上げれば、あれれ?どこかで見たお顔。(笑)
何とjinboさんでした!
昨日の入山、今日は大日岳まで行って来られた由。
生憎の天気でしたね。
私は明日を信じて邁進します!
御秘所を越えて、後顧。
飯豊本山小屋が見えて来ました。
飯豊山を頂いて、ホッ。
雨粒はほとんど当たらなくなりました。
今日は、旅の途中。おにぎり1個。
さてと、いざ御西。
駒形山が疲れた体を激します。
雲からは透明な力が。
降りて行くと、またまたどこかで見たお顔。(笑)
磐梯、安達太良でお会いしたことのある方々。
飯豊にチャレンジすると言ってましたっけ。
先程のjinboさん同様、大日岳からの帰りとのこと。
天気にめげず、意気軒昂。
駒形山から、飯豊の山頂を顧みて。
御鏡の雪からエ~ル。”ありがとう”。
草月平への感懐。
ずんずんと降り積もり…
固く圧せられた雪の膨大は
連繹、連延のはてに、意思と生る。
飯豊の称名、白鯨よ。
歩けることの幸せ。
宙のエ~ル、雲の唱和。
ゴロゴロ転がって遊びたい。(笑)
花々の目迎、丁重。
草月平にほとばしる飯豊の叙情。
タカネマツムシソウが咲き溢れる、この桃源に…
われを忘れます。
雲をはらって、飯豊からのねぎらい、エ~ル。
充満する、山の精。
御西の小屋が見えて来ました。
”Welcome back”。
幕営の受付を済ませ、まずは水くみ。
御西の水場はちょっと降ります。
もどって、バタバタ、テントをいじくり、
旅籠屋”御西”の完成です。
『大日岳/讃悦(その2)』に続く。