あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊山/懐恵(後編) 2013年7月21日

 
 
 『前編』からの続きです。
 
 
 そぼ降る雨の中、飯豊本山小屋に到着。
 管理人の高橋さんにご挨拶。
 久し振りに言葉のジャブの応酬(笑)。
 慰問になりましたかな。
 相変わらずお元気で何よりでした。
 
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 高橋さんに撮って頂きました。(私)
 口の中にまだオニギリ、ひょっとこ顔ですね~。
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 高橋さんとお喋りしている間に、
 山頂からSTAR さんが戻って来られました。
 2008年の8月に朝日連峰での緑化ネットの荷上げで
 ご一緒して以来?だから、5年振りの再会です。
 先輩の方々がみな元気一杯なので、
 歳の事は言えなくなりました。
 
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 居合わせたパーティのみなさんと一緒にお喋りが弾み、
 つい長居。
 切り上げて、飯豊の山頂へ向かいます。
 
 つかの間、遠方にエブリ。 
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 天気が芳しくないとすぼんでしまう
 イイデリンドウですが、
 道草ばかり食うこのだらけた客を、
 笑んで待っていてくれました。
 雨風にこらえた土塊の勲章をつけて。
 ありがとう。 
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 しずかなる、ほそき声。 
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 凛として、飯豊の心。
 お山は花をもって思想を伝えんとし・・・ 
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 そして大気は、雲をもって。 
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 一刹那の宝珠山。       
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 ダイグラ尾根の勇躍。 
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 祈り、耐え、備え、待つ・・・。 
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 飯豊山頂に到着。飯豊の天辺に独り起つ感懐。
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 忙しない雲、そわつく雨。
 目に見えぬ稜線を見透します。 
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 御鏡、雪の思い、雪の抒情。
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 沁みる飯豊、・・・
 雲からも風からも透明な力が
 総身に充填されました。
 下りましょう。 
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 小屋で応接中の高橋さんに一声かけて、
 おいとまです。
 さらば、本山小屋。 
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 御前坂を半分ほど下ると、雲は端境に。
 上って来られた登山者の方にお願いして
 ワンショット。
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 御秘所を越せば、登り返しで草履塚。洩れるため息。 
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 豊実の雪渓にも土石流の痕跡。
 数え上げるとかなりの箇所。 
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 大日岳。目には見えずとも、心で交信です。 
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 小国町の基督教独立学園のみなさんにお会しました。
 一昨年は別なメンバーでお会いしています。
 飯豊の天然に抱かれ、豊かな成長が与えられますように。
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 「 みんながめいめい
 じぶんの神さまがほんたうの神さまといふだらう、
 けれども
 お互ほかの神さまを信ずる人たちのしたことで
 涙がこぼれるだらう。
 それからぼくたちの心
 いいとかわるいとか議論するだらう。
 そして勝負がつかないだらう。
 けれどももしおまへがほんたうに勉強して
 実験でちゃんと
 ほんたうの考とうその考とを分てしまへば 
 その実験の方法さへきまれば
 もう信仰化学とおなじやうになる。」
 (宮沢賢治)
 
    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
 
 「 新たな詩人よ
 雲から光から嵐から
 透明なエネルギーを得て
 人と地球によるべき形を暗示せよ 」
 (同上)
 
 
 この雪の斜面を下ると、切合小屋は間近。 
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 大日岳においとまです。
 お山は雲を湧かせてエ~ルをおくってくれました。 
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 直進?う~ん、
 やっぱり半円軌道で巻くのが良さそうです。 
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 切合直下の残雪の様子。
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 花たちのねぎらいと・・・ 
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 エ~ルに鼓舞され、励まされて・・・ 
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 地蔵岳への稜線に乗ります。
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 ガスは避暑を役割ってくれています。 
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 小さなエ~ルに大きな一歩。
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 地蔵岳はまだまだ。
 ひょっとすると「切合~三国岳~地蔵山」間より、
 「切合~地蔵岳」間の方が長いかもしれない、
 いや、この何とも閉口させられる登り返しを思えば、
 疲労感ではこっちの方が断然上だな、
 ~とぶつぶつ、ブツブツ。 
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 「こらこら、ブツブツ言わないでちゃんと歩け。
 みんなお山の愛なんだぞ」と、磐梯山
 
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 そんなこんなで地蔵岳
 歳の所為?ひざにキリキリ感。
 シフトダウンしましょうか。 
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 飯豊のお山にいとまを告げます。
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 シフトダウンと思いつつも、此処は地球、
 万有引力には逆らえません。尾根を転がり落ちて行く~。
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 ザンゲの坂を慎重にクリア~・・・
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 咲き溢れる花たちと・・・
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 壮んなみどりのねぎらいをうけて・・・ 
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 大日杉の広場にストンと着地、
 ~と相成りました。 
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 無事、下山。
 護られて、一日の暢適に
 感謝、感謝、感謝。 
 
 
 
 Fin