あるく

~山の恵みの備忘録~

健爽/磐梯山 2013年7月28日

 宙そらがひろがる。(櫛が峰から)
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 今日(7/28)は、磐梯山へ。
 
 飯豊日帰りの後遺は、筋肉痛を含め、
 ほとんどなし。
 終盤のヒザのキリキリ感だけが心配と言えば、
 心配でした。
          
 「歩く」こと、それが一番の処方箋です。
 気の置けないお山を只管、歩運。
 ヒザに問診を重ね、結果、無問題。
 
 そして、
 うれしいサプライズあり、お山の恵みです。
 充ち足りて行を了えることが許されました。
 
 感謝。
          
                    
 
 
 
 かすかに朝靄がかかり始めたゲレンデを、出発。
 
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 路傍にはヤマユリの群れ。艶やか。 
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 赤埴の山脊は、涼しげな径こみち 
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 沼の平。いつものポイントで水分補給。 
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 お山に拝顔。ご機嫌、うるわしく。 
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 天狗岩が呼ばわります、「天だ、天を仰げ」と。
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 磐梯山本峰の前に、櫛が峰に寄りましょう。 
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 雲湧く赤埴山。一歩、一歩が視界を拡げます。 
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 櫛が峰山頂に安着。
 お山に対座してひとり、贅沢な時間です。
 沼の平を慈しむ、愛。
 お山の気持が貫けている。 
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 「懊悩」の痕跡は、悩めるものすべてを蔽う。 
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 「火」を噴く大地、天地創造の意思。そして従順。 
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 花と言葉を交わしながら、おにぎり。
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「あなたも 

 この世に望まれて来た
 
 大切なひとです 」

 (テレサ
 
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 大地の祈り。
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 大地の心。 
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 「 空のようにきれいになれるものなら
 
 花のようにしずかになれるものなら
 
 価なきものとして
 
 これも捨てよう あれも捨てよう」
 
 (八木 重吉)
 
 
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 お山からたくさんのエ~ルを頂戴しました。
 さて、そろそろ腰を上げて、向こうへ行きましょうか。
 
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 只管、天を仰ぐ姿。
 「ああ何といふいい精神だ」。 
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 良い時間を備えてくれた櫛が峰に、感謝。 
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 弘法清水に着くと、おや、お久し振りです。
 小屋に常連さんと澁谷さんの姿が。
 日本経済の先行きについてのお話かな?(笑) 
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 今日の磐梯山は、
 震災前ですら、経験がないほどの賑わいです。
 今季最高の人出でしょうか。山頂へは渋滞が延々…。
 
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 待って、待たされ、粛々と?上ります。 
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 たどり着いた山頂にはこども達の歓声。
 老若男女、それぞれの「頂」(いただき)を欣ぶ姿。
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 私は混雑の祠をおゆずりし、
 売店小屋の片隅でラ~メンタイムとすることに。
 
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 たまには此方の標識の前で、ショット。 
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 次から次へと記念写真。
 子ども会、学年登山、親睦登山、サ~クルで
 あるいは山岳会での会山行~健爽なる山頂! 
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 湧き立つ雲に眺望がイマイチでしたが、
 下る段になって、かろうじて、先程お邪魔した櫛が峰が
 貌を出してくれました。
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 祠の前には喜色、困憊、etc、様々な顔がならびます。 
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 さて、下りましょうと、振り向いたら、え~?
 佐藤さんご夫妻が目の前に。
 (失礼ながら、山では「先生」の職称は省かせて頂きますね)
 聞けば、勤務する学校の集団登山を明後日に控えて、
 予行演習とか。
 校長として精励する彼の学校は、原発事故により、
 学校ごと避難を余儀なくされており、
 生徒のみなさんも仮設住まい、バス通と、
 尋常でない学校生活を強いられています。
 そうした困難のさ中にあるみなさんに、
 この登山を通して、
 磐梯山から大きな、巨きなエ~ルが与えられますよう、
 切に祈り上げます。
  
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 下りも渋滞です。上り様ご一行が続々と。
 
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 渋滞から開放されて、櫛が峰。
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 飯豊で人が多すぎるとゲンナリですが、
 この山は、賑わうと、何故か嬉しい。
 日本はまだ、大丈夫。山に登る人がこんなにいる! 
 
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 いつもの場処で憩うひと時。
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 お山は何だか胸をはっています。 
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 ゲレンデの片隅にミヤコグサ
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 恭しいねぎらいを受け、凱旋です。 
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 無事の下山、
 透明なる健爽に
 感謝。 
 
 
 Fin