磐梯吾妻ホットラインクラブのみなさん
今日(6/18)は磐梯山へ。
「バンダイクワガタが咲いたよ~」との便り。
日曜日(6/19)に晴れマ~クが付いてワクワクしていたら、
昨日(6/17)の夜、
昨年まで磐梯山弘法清水小屋を切り盛りして来られた
猪苗代の吉田さんから TEL があり、
「みんなで弘法清水でなめこ汁つくって
賑やかにやるから、よかったら来て~」
とのお誘いです。
「みんな」とは磐梯山が縁で常連の方々と創られた会
「磐梯吾妻ホットラインクラブ」の面々。
久し振りに再会したく思い、二つ返事で、
「はい、行きま~す」。
急遽、土曜日にスイッチとなりました。
砂礫にそっと咲くバンダイクワガタの純情、
そのひとすじの想い、かた寄せ合う団欒。
櫛が峰にのんびりと憩うカモシカの親子、
そのつつましやかな団欒。
磐梯山をこよなく愛するみなさんの、
お山に抱かれての寛ぎ、その和気藹々の団欒。
・・・・・・・・・・
お山に見守られ、ほかほかと、愉しい時間が流れ。
感謝です。
今日は何を想う? (磐梯山東壁)
登山口で常連のK倉さんとバッタリ。
このブログ(昨年の6/5の記事『ル~君の磐梯山』)
で紹介した愛犬のル~君は16歳を越え、
加齢による眼の障害が進行し、
もう一緒に伴っての山行は・・・・・
寂しそうに語るK倉さん。
このお山にはル~君を連れ立って悠々闊歩した思い出
が詰まっていますね。
あれこれお話を伺い、
ついお言葉に甘えてクルマに同乗しちゃっかり
赤埴林道の終点へ。
今日はK倉さんの薀蓄に耳傾けながら、
余裕の花逍遥です。
K倉さんの携帯に常連のTさんから
赤埴林道の終点に今着いた由。
此処で落ち合うとのこと。
私はバンダイクワガタを求め、
翁草(オキナグサ)を探しながら、櫛が峰をめざすことに。
いました、いました、バンダイクワガタが・・・。
今年も健気に咲きました。
お~、翁草(オキナグサ)。でももうこんな姿に。
そこのジュニア君、早く大きくなれよ~。
砂礫が好みのバンダイクワガタ。
小さいけれど、強い意志を持って・・・。
茎は天を射し、蕾は次を備えます。
お花を満喫、次は櫛が峰へ。
標高を上げると、噴火の刻み。
もうすぐ山頂部、と上を見遣れば、
何やら視線を感じます。
何と岩かと思ったら、
カモシカが身じろぎもせず私を見詰めています。
「敵じゃないからねぇ、味方だよ。何もしないよ~」
などと、テレパシ~?を送っていたら、
小さな背中が草叢の奥へちょこちょこと
消えて行きました。
子どもと一緒だったのですね。
親子の憩い、団欒のひと時を、どうも邪魔して
しまったようです。ゴメンナサイ。
ひょっとして、この緊張は臨戦態勢?
さらに、そそと近づきましたが、身じろぎしません。
でも、これ以上近づくのはいけないな・・・。
それからしばらくのお見合い
(私には10分間にも感じられました)
の後、さっと身を翻し、ゆっくりと歩き始めました。
アイツ、どっち行ったんだ?
・・・子どもを捜します。
カモシカがなかなか動かないので、
櫛が峰の山頂を諦めかけましたが、
~しょうがないな、どうぞ、と席を譲ってくれました。
此処からの磐梯山本峰は格別です。
沼の平を慈しみ、抱くように。
裏にはお山の懊悩の痕跡。
飯豊のお山は、雲の上に主稜線を浮かせて。
おにぎり1個を胃に収め、さてと下り始めると、
上って来る方が。
弘法清水へと天狗岩と語らいながら。