飯豊、遥か。
今日(11/9)は、磐梯山へ。
前回、前々回と天気が芳しくなく、
櫛が峰に寄れませんでした。
今日、予報では高気圧様が御出座しとのこと。
櫛が峰にも寄れそうです。
心安んじて出発。
気持ちよさそうに宙そらに沐浴ゆあみするお山。
山頂部に霧氷が燿ります。
東壁は湯気?で洗顔中?
寄って行きなと櫛が峰が誘います。
さて火口の縁に起って、いざ、櫛が峰へ。
空気は澄み、北方に朝日連峰、そして月山。
そして西方には飯豊の壮麗。一帯の空気を統べります。
左に大日岳。
そして、右に飯豊本山。
雪はまだ序開き、これからです。
大地の懊悩。
赤埴山、猪苗代湖へと目が拓きます。
櫛が峰の山頂に起って、お山とまみえます。
貫けたお山の意思は、此処に起つ者を見透かし、
投げかける問いへ、大きな問いを応します。
此処に起つと安らぎに包まれます。
お山の懊悩がちっちゃな懊悩を蔽います。
お山が嘉するもの、それは完き魂ではなく、砕かれた魂。
お山の抒情。
此方にも寄れと誘います。
天狗岩の真面目。
清しい時間を有難う、櫛が峰。
ソクラテスが天をさして、呼ばわります。
天を仰ぐとは、天から生きること・・・。
弘法清水で水をいただき、いざ山頂へと向かうと、
なんとお久しぶり、常連のOさんが下りて来ました。
身体がすっかり引き締まり、精進が燿ります。
来年はいよいよリ~ちゃんと一緒に飯豊へ挑戦です。
陽が当たらぬ北斜面には雪の華が咲きこぼれます。
無理やりカテゴライズすれば、これは霧氷。
でも確り冬の使者です。ブルル。
冬、その心魂は”白”。
厳しさを透す優深。
山頂でパチリ、私。
櫛が峰が秋を惜しみます。
飯豊からの深い眼差しが届きます。
来る年にも、この土塊を、よく受け容れ給え・・・。
お日様に盛夏の元気は望むべくもなく。
寒いので、すたこら下ります。
”のぞき”から、沼の平、赤埴山、そして川桁山塊。
天狗岩の細き静かな響こえに聴き入ります。
火口にいとまを告げます。
すたこら下りて行くと、何やら愉しげなパ~ティ。
山頂でしばしお交わりを頂いた方々でした。
いつまでもお元気でお山に遊ばれますように。
記念にパチリ。
いつもの場処で一息。
お山からのしずかなエ~ルが届きます。
暖かな陽ざしを浴びながら赤埴を巻きます。
ゲレンデに歩を遊べば、川桁山からのエ~ルとねぎらい。
山路の終点間近です。
お山が湯気をたてて挨拶をおくってくれました。
久しぶりに櫛が峰にも寄れて、
ちゃんとちゃんとの磐梯登山。
足も心も満たされて、
感謝、感謝、感謝。
Fin