『その1』からの続きです。
歩運に応え、
飯豊本山と草履塚が、
姿勢をくずしてもてなします。
はずむ心。
草履塚からのエ~ル。
歩みはのたりのたり。
少しずつ降って御沢へ。
宙そらと睦む本山。
御沢の沢床がじき、左稜(切合尾根)が招きます。
沢床から飯豊本山。
切合への尾根に乗りましょう。
種蒔山が立ちはだかります。
草履塚に手を引かれて。
振り返って、一息。地蔵岳が遥か。
勾配が緩くなれば…
切合小屋に到着です。(冬季用トイレ一穴利用可)
履塚に促され、西方に目を遣れば、…
そこには、大日岳の真率。
ん~、貴方に会いにはるばる来ました。
無沙汰を詫び、しばしの語らい。
いっとき切合に憩い、飯豊の山頂を目指します。
草履塚への喘ぎを慰めるお山。
振り返って、種蒔山。
主稜線に
惜しみなく慈光が注がれます。
(草履塚から)
瑞光、御鏡の雪。
御秘所、本山へ。
大日岳に見守られながら、……
御秘所を越え往きます。
『その3』に続く