あるく

~山の恵みの備忘録~

日山 2009年8月2日

     
 今日は、
 阿武隈高原中部県立自然公園「日山」(ひやま)
 に行って来ました。
 日山は「天王山」とも呼ばれ、高柴山と共に、
 見廻ることになっているもう一つの山です。

 標高は1,057Mで、阿武隈に三座ある千M峰のうちの貴重な一座です。
 一時期富士山が見える北限として脚光を浴びました。
 晴れた日であれば、展望台からの大パノラマを期待できるのですが、
 今日は生憎の曇り空。
 上部はガスに蔽われ、時折気まぐれの青空でしたが、
 ヤマユリは絶頂の笑顔で迎えてくれました。
 「山頂には小さな石の祠のひとつあればいい・・・」とは、
 心ある登山者の誰もが思うところですが、
 この山の山頂には、田沢、茂原、葛尾の三地区が
 それぞれに競って建てた?社が三つあり、
 悪天時のシェルター的な利用において「役に立って」はいるものの、
 ここを訪れる大方の登山者の印象として、
 やはり「変」?な感じは否めないようです。
 でも、そうした人間の思い入れを超えて、
 この山はおおらかに美しくあります。
 この山が有する長い緩やかな尾根は、この山の山格を顕して充分です。
 ブナ、ミズナラの豊かな原生の林は、訪れる者の目を、心を洗います。
 特に今日のようなガス、霧に包まれた日は幻想的です。
 山頂に居合わせた方々とのんびり語らいながら、
 お弁当のお裾分けに与りながら、
 いい時間を過ごす事ができました。

     


今日の登山口があるキャンプ場です
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登山口です  う~む、りっぱすぎるかなぁ
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ヤマユリのお出迎えです  偽木の階段は苦手です
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牧場に沿って登ります
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緑は目に優しいです  時間がだんだん透きとおってくるようです
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何だか線香花火のような賑やかさですね
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樹々の間を気持ちよく歩きます (少し陽が射してはくるのですが・・・)
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ガス、いや霧と言った方がロマンティック?
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幻想的です・・・そっと足音をなるべくたてずに歩きます
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霧で樹々の個性が引き出されます
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山頂への鳥居です お山はどんな気持でしょうか
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山頂部です  展望台の下では大勢食事中です
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俺を映せとヤマユリ
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人工物は草木一本にも如かない、そんな気がしますね
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田沢口へ下ります (今日は周回します)
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静かな下りです  きまぐれに陽が射し込みます
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東屋です 
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牧場にでました  牛さん今日はいません
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田沢口に無事下山しました
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清楚な花が迎えてくれました
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日山です  下山したらガスが取れてきたようです
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                                              完