あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/懐樸 2019年3月17日

 ホトケノザが、恭しく迎えてくれました。
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 今日は、二ツ箭山へ。
 昨日は、地区の大事な会合があって、山行は「×」。
 早く起きれたら、先の週に繋いで櫛ヶ峰を、とも考えていたのですが、
 案の定、起きれず、で「×」。予報はイマイチ、
 散歩しながら、安積山?それとも二ツ箭山?と、迷いましたが、結局。
 白鳥のように翔び発ったはずなのに?出戻り、とは…。(笑)



 上天気。
 なのですが、陽が上がるにつれ、青色がうすらぎます。
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 御滝沢。水に礼すれば、謙廉。
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 えっちらおっちら、歩をあげます。
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 水の頌に、歩を合せ。
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 朽ちた倒木には、人生訓。
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 沢にわかれ、山脊へ。
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 すると、もう下山。O利さんでした。
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 一汗かいて、岩場に直下。いつの間にか、空色の基調は白に。
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 "天を仰げ、天から生きよ"、…呼ばわる響に、耳澄ませます。
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 基部へと上がって、ひと息。月山にご挨拶。
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 あと、一登り。
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 攀じれば、男岩のエ~ル。
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 女岩を頂きました。陽精の調べは、淑やか。
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 かの、古えの人は、曰う…
 「国々の王たちはその国民に対して主権をほしいままにし、
 また、国民の上に権力を振るう人々は偉い人と呼ばれているが、
 あなたたちはそうあってはならない。むしろ、
 あなたたちのうちでいちばん偉い者は、年下の人のようになりなさい。
 また、上に立つ者は、給仕する人のようになりなさい。
 食卓につく人と給仕する者と、どちらが偉いか。食卓につく人ではないか。
 しかし、わたしはあなたたちの中で、給仕する者のようである」と。


 己が欲しなければならぬと思い込んでいることを、天が成すのではない。
 天の欲するところに、順え。
 … 天然はこぞって、そう告げています。
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 さて、岩場のテラスへ。いつもの方々が。
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 S藤さんとasanoさんに席を詰めて頂き、居場所を確保。
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 食していると、長老nakajimaさんが到着。
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 さらに遅れて、O内さんが。
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 M浦さんはオモチャ?に興じて楽しそう。
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 みなさんを見送り、ちょっと気が向いたので、男岩(男体山)へ。

 
 いい足がかりがないこともあり、腕力で?よっこらしょ。
 男岩を頂きました。 
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 まじまじと、お世話になったロープを見遣ると、経年劣化?
 上部の角で擦れ、傷み始めており…
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 さらに最上部の、この箇所では、太さが半分ほどに。
 いま直ぐにどうのこうのではありませんが、要注意です。
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 男岩から、女岩の断崖。
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 下降には、ちょっと緊張。
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 帰りは、沢コースへ。


 修験台から、"夫婦岩"。睦まじく、二重唱。
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 谷へと降り起ち…
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 水の精に、ご挨拶。
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 通行の許可を請います。
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 〆張り場には、往路を復したnakajimaさんとT田さんの姿が。
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 水の時間に歩を合わせます。
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 水の精の翔逸、翔華、翔踊に与かると…
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 何やら、きれいな、鳥の鳴き声。
 目を凝らして辺りをさがすと…
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 鳴き声は、
 「水火は、吾れ踏みて死する者を見る。
 未まだ仁を踏みて死する者を見ざる也」
 ~そんな風に、聴こえました。

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 無事の下山、
 懐樸の山路に
 感謝。


 Fin