ホトケノザが、恭しく迎えてくれました。
今日は、二ツ箭山へ。
昨日は、地区の大事な会合があって、山行は「×」。
早く起きれたら、先の週に繋いで櫛ヶ峰を、とも考えていたのですが、
案の定、起きれず、で「×」。予報はイマイチ、
散歩しながら、安積山?それとも二ツ箭山?と、迷いましたが、結局。
白鳥のように翔び発ったはずなのに?出戻り、とは…。(笑)
上天気。
なのですが、陽が上がるにつれ、青色がうすらぎます。
御滝沢。水に礼すれば、謙廉。
えっちらおっちら、歩をあげます。
水の頌に、歩を合せ。
朽ちた倒木には、人生訓。
沢にわかれ、山脊へ。
すると、もう下山。O利さんでした。
一汗かいて、岩場に直下。いつの間にか、空色の基調は白に。
"天を仰げ、天から生きよ"、…呼ばわる響に、耳澄ませます。
基部へと上がって、ひと息。月山にご挨拶。
あと、一登り。
攀じれば、男岩のエ~ル。
女岩を頂きました。陽精の調べは、淑やか。
かの、古えの人は、曰う…
「国々の王たちはその国民に対して主権をほしいままにし、
また、国民の上に権力を振るう人々は偉い人と呼ばれているが、
あなたたちはそうあってはならない。むしろ、
あなたたちのうちでいちばん偉い者は、年下の人のようになりなさい。
また、上に立つ者は、給仕する人のようになりなさい。
食卓につく人と給仕する者と、どちらが偉いか。食卓につく人ではないか。
しかし、わたしはあなたたちの中で、給仕する者のようである」と。
己が欲しなければならぬと思い込んでいることを、天が成すのではない。
天の欲するところに、順え。
… 天然はこぞって、そう告げています。
さて、岩場のテラスへ。いつもの方々が。
S藤さんとasanoさんに席を詰めて頂き、居場所を確保。
食していると、長老nakajimaさんが到着。
さらに遅れて、O内さんが。
M浦さんはオモチャ?に興じて楽しそう。
みなさんを見送り、ちょっと気が向いたので、男岩(男体山)へ。
いい足がかりがないこともあり、腕力で?よっこらしょ。
男岩を頂きました。
まじまじと、お世話になったロープを見遣ると、経年劣化?
上部の角で擦れ、傷み始めており…
さらに最上部の、この箇所では、太さが半分ほどに。
いま直ぐにどうのこうのではありませんが、要注意です。
男岩から、女岩の断崖。
下降には、ちょっと緊張。
帰りは、沢コースへ。
修験台から、"夫婦岩"。睦まじく、二重唱。
谷へと降り起ち…
水の精に、ご挨拶。
通行の許可を請います。
〆張り場には、往路を復したnakajimaさんとT田さんの姿が。
水の時間に歩を合わせます。
水の精の翔逸、翔華、翔踊に与かると…
何やら、きれいな、鳥の鳴き声。
目を凝らして辺りをさがすと…
鳴き声は、
「水火は、吾れ踏みて死する者を見る。
未まだ仁を踏みて死する者を見ざる也」
~そんな風に、聴こえました。
無事の下山、
懐樸の山路に
感謝。
Fin