あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/休祉 2019年4月7日


 今日(4/7)は、 阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
 及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

 このところ身辺、と言うよりは「心」辺?あわただしく、
 あやうく山の登り方を忘れそうになるところでした。(笑)
 ボ~ッと生きてきた訳でもなく、また、かく生きてきたからと言って、
 何等、悪いことでもないのですが、
 "Don't sleep through life!"と、天の響。
 それでも、如何にか、一日を空け、三週間ぶりに長靴(愛靴?)を履いて、
 いざ


 いつもの門沢登山口に起てば、絶句。
 潜在的抑圧力とでも言うべきか、意識から遠のき始めていたあの施設が、
 ついに、すでに現実のものとなっていました。この圧し掛かる存在感。
 もそっと謙虚な姿であって欲しかったと思うのは、私だけかな…。
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 重い足取りでハーベストビレッジ分岐へ。
 ビニールハウスは跡形もなく、太陽光パネルが我が物顔です。
 おや?支点の半分以上に基礎となるコンクリートが造成されていません。
 強度に問題はないのかな?
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 お山にとっては、ただの異物…
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 いつかは、これに慣れてしまうのでしょうか。
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 私は、いつまでも…
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 これを異物と疎む心、common senseを、大切にしたい。
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 「・・・・・・・・
 野と山を荒らしてはいけない
 野と山がこれ以上せばまってゆくなら
 日本はいきがいのない国になってしまう
 みんないいものをさがそう
 そしてねうちのないものにあくせくしない工夫をしよう
 人間一人の生命のためにも
 人間すべての生きがいのためにも
 なくてよいものをあえぎもとめるのは
 なんというおろかしいことであろうか」
 八木重吉



 パネル様に光をとおす、ただそれだけのために、
 たくさんの木々が犠牲となりました。 
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 こんな奥まった大木まで、太陽光を遮る極悪と目されてか、
 打ち首です。
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 気を取り直して、山路。
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 時折、薄日が射すことはさすのですが…
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 総じて、どんより。私の気持ちと同じかな?(笑)
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 山頂部に着きました。一帯を見回ります。
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 紅の絨毯は、まだまだ。
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 展望台着。
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 あぶくまの響に、耳澄ませます。
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 陽精の頌は、細く静か。
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 今日のお客様はお二人。
 春とは言え、お花は準備中。生憎でした。
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 咲く、その時へ、ひとすじの気持ちが、膨らみます。
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 一つひとつの蕾を鼓舞し、鼓舞されて。
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 一帯に異状のあるなく、安堵。
 帰りましょう。



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 何とも、葉のないこの時季、
 パネルは異物としか言いようがありません。
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 お山の気持ちを、拝察しつつ。
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 登山口へと戻りました。
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 無事の下山、
 休祉のひと時に
 感謝。


 Fin