『磐梯山/東尾根/嘉恵(前篇)』からの、つづきです。
ヤブを抜け、張り出した雪庇へあがると、真個の山頂が見えてきました。
ふ~、あと少し。息を吐いて、自らの足を𠮟咤。
山頂から、二つの形影がこちらへ。東尾根を下降するおつもりなのでしょう。
ちょっと言葉を交わして、それぞれの上り下りへ。
新雪で歩きやすくなったのは確か、感謝せねば。
あの頂へ。
櫛ヶ峰のエ~ルに応えて、足を突き…
風と雪の頌歌に歩を合せます。
ふ~、大磐梯を、頂きました。
先ずは、飯豊に、ご挨拶。
その響に耳澄ませば、その心がしみてきます。
丁度、kobayashiさんも北回り、弘法清水経由で、登頂。記念にパチリ。
お願いして、私も。
しばし、感懐。
眺覧、周覧のひと時。
良き日に恵まれました。
予報が良かったこともあってか、登頂者が続続、大賑わいです。
いい時間を過ごせました。そろそろ、おいとましましょう。
陽精の祝福、その頌におくられて。
下りはルンルン?
飯豊のまなざしに、応えます。
中ほどから、山頂部。
弘法清水は、もう直ぐ。
いやはや、ものすごい、トレース。
上り下りで足せば、何十人分かになる?
弘法清水で、ひと息。おにぎりタイム。
飯豊との親昵なる語らい。
そして、朝日連峰、月山と。
倦まず弛まず呼ばわる、天狗岩。"天へ、天から生きよ"と。
飯豊、朝日の峰々に、おいとまします。
さすがに、高速道路が出来ています。
のんびり、まったり、沼の平へ。
難儀の稜線を目の前に置いて、てくてく。
東壁の前にたたずみ、その響に聴きます。
古えの書に、曰わく、…
「倒れて起き上がらぬ人があろうか。
道を間違えてもどらぬ人があろうか。
なぜこの民は間違った途を歩き続け、
偽りに固執して帰ろうとはしないのか」。
さあ、今日は時間超過、急ぎましょうか。
沼の平に、いとまを告げて。
"また、いつでも、遊びに来な"。
今日のトレースに、ズ~ム・イン。
湖の祝福に与って…
ゲレンデを、凱旋です。
お山に礼して…
無事の下山、
嘉恵の山路に
感謝、感謝、感謝。
おまけ。帰路、車窓から、朗麗の磐梯山。
Fin