春を頌う、イヌフグリ。
今日(2/10)は、二ツ箭山へ。
風もなく穏やかな日和、一円、やや霞みはしたものの、
テラスに寛ぎ、
心ゆくばかり、春にひたることがゆるされました。
感謝。
今日は細い流れ。
礼すれば、謙廉に合わせられます。
三段滝。
寒を透して水の宴。
〆張り場から、山脊へ。
岩場に直下。
"天を仰げ、天から生きよ"と呼ばわる響。
男岩に背中を押され…
女岩を頂けば、陽精がうららかに頌います。
しばし、黙想。
テラスには、常連のみなさんの憩い。
asanoさん、nakajimaさん、O内さん、Y田さん、M浦さん~
そして、方位盤にはS藤さんの姿。
風もないので、方位盤の傍で昼餉とします。
高い処から。
三巨頭?と共に、歓談、四方山話。
みなさんを見送り、一人残ります。
陽彩にまどろんで、ひと時。
こんな日は、天をみあげ ――
"太陽…
あなたは総てのものへ いりこむ
炭にはいっていて赤くあつくなる
草にはいっていて白い花になる
恋人にはいっていて瞳のひかりとなる
あなたが神の重い使であることは疑えない
あなたは人間の血のようなものである
地の中の水に似ている
不思議といえば不思議である
有難いといえばじつに有難い
あなたより力づよいものがあろうか
あなたが亡ぶる日があろうか
そして別のあたらしい太陽がかがやく日があろうか
あると基督はおしえられた
ゆえにその日はあると信ぜられる
しかしその日まであなたは此の世の光りである
みゆる光りはみえぬ光りへの息吹を通わせている
あなたの高い気持にうたれた日は福(さいわい)な日である"
と、
重吉の詩を口遊もう。
さて、帰りましょう。いつもの沢コースへ。
修験台から。
睦まじい"夫婦岩"の頌歌。
水の精に合わせられて。
寒を透して、水は、語られざる哲学。
日陰にはまだまだ、雪の意気地。
水の精の、翔逸、翔華、翔踊に与れば…
山路は了わりです。
陽精のねぎらい。
無事の下山、
寛愉の山路に
感謝。
Fin