2021年、初めの頌歌。
あけましておめでとうございます。
ご覧のみな様お一人おひとりの新年の福祥、ご健歩を切に祈り上げます。
さて、今日(1/2)は、二ツ箭山へ。
元日の登山を心がけておりましたが、当地には未明から降雪、
心を折れさすのには充分でした。
が、一日置くと、融雪剤が効いたのか?道路はほぼドライに。
有難い。ドン亀運転なら何とかなりそうです。
気持ちを新たに、テキパキと身繕い、いざ。
水の精に礼敬。寒を透して、その謙廉に合せられます。
水と語らいながら。歩一歩。
〆張場から山脊へ。
岩場に直下。
明けて、倦まず弛まず呼ばわる響、「天へ、天から」と。
ロープに命を預けて?
基部に起って、もうひと踏ん張り。
背を押し上げてくれる、男岩。
攀じり了えれば、男岩のねぎらいエ~ル。
女岩を頂けば、憩い。
雲さんたちが年始の宴の最中。でも洋には燦歌。
陽精の頌に、唱を合せます。
「滔々たる者は天下皆な是れ也。而して誰か以って之れを易えん。
且つ而其の人をさくるの士に従うに若かん哉」
と、言い捨てられてしまいました。
子路がその農夫の言葉を孔子に伝えると、孔子は憮然として曰ったそうな、
「鳥獣は与に群れを同じくす可からず。
吾れ斯の人の徒と与にするに非ずして、誰と与にせん。
天下道有れば、丘、与って易えざる也」と。
いかにも孔子らしい。・・・
山に登るとは、世の中から、時代から、人間から逃避することではない。
人間には人間としての道がちゃんとある、そのことを了知することにこそ。
瑞祥の洋は、そのことを、静謐を透して告げています。
さて、岩場のテラスへ。何とS藤さんの姿が。新年おめでとうございます。
登り納めから登り初めまでご一緒するとは、いやはやご同慶の至りです。
今日は、お正月特製『おにぎり』セットと味噌汁、そしてパンコーヒー。
(食べ過ぎ?)
丁度お帰りになるところだったS藤さんを見送り・・・
残った御三方とお喋り。
陽精は所在なさげ。何と雪が舞い始めました。
空が青いことは確認できましたが?ただのお愛想。寒い~。
居たたまれず?帰るとします。
修験台上手の岩場から、夫婦岩。
睦まじく、天を頌いあげます。
激斜面から・・・
沢床へと降り起ちました。
水の精に通行の許可を請います。
寒を透して・・・
水の精の衷懐、衷情に与ります。
後は、すたこら。
アワアワプクプクは、"Grace be with you".
水の翔逸、翔華、翔躍・・・
それは、メッセージ。
地や空の模様を見分けるように、今の時代を見分けなさいと。
無事の下山、
新年の初衷、その山路に
感謝、感謝。
fin