あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/信郷 2017年6月3日

 ヤマツツジ、渾身のフィナーレ。
イメージ 1


 今日(6/3)は、
 阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
 及び、
 堂山王子緑地環境保全地域
 を見廻ります。

 先の週、溢れるばかりに咲いていたヤマツツジは一変。
 時満ちて、朽ち、
 御負けに昨日あたりの強い雨と風で、大半が
 落花を余儀なくされ、
 シーズンは終盤を迎えていました。

 
 いつもの門沢登山口から。
イメージ 2


 緑の応接にあずかり…
イメージ 3


 木々との会話を愉しみながら。
イメージ 4


 水はいつも遜遜。
イメージ 5


 頂稜部にのりましたが、「紅い」標識は見当たらず…
イメージ 6


 土の上に。
イメージ 7


 老いにたたずみ…
イメージ 8


 あるいは風に、雨に落とされて。
イメージ 9


 水石に到着。あぶくまの響に耳清ませます。
イメージ 10


 ヤマツツジの、あるものは満願の日を迎え…
イメージ 11


 あるものは老いを受容しています
イメージ 12

イメージ 13


 すっかり紅の調子をおとした、山頂部。
イメージ 14


 ひとすじの気持に萌えるもの
イメージ 15

イメージ 16

 そして壮んにしてうるわしいもの、それぞれの傍らには
イメージ 17

 思いを尽くしきった
イメージ 18

 枯萎の貌がありました。
イメージ 19


 
 展望台に到着。
イメージ 20



 上がって眺覧、周覧のひと時。
イメージ 21


 のどやかに展がる、阿武隈
 移ヶ岳~日山~龍子山~鎌倉岳~五十人山~
イメージ 22

 桧山~大滝根山
イメージ 23

 日影山~蓬田岳
イメージ 24


 
 さて、山頂部を見回りましょう。

イメージ 25



 土へと降りたヤマツツジ、ご苦労様でした。
イメージ 26


イメージ 27

イメージ 28


 
 思いを尽くし、心を尽くし、力を尽くして、
 咲く、という本懐を遂げたヤマツツジ
 その信実と謙遜。
 みんな、なんの厭味のなく、そしてのこさず、
 しぼみ、くちてゆきます。

 どこぞの大統領は、
 「温暖化はでっち上げ」とばかりに平気で背信を宣う。
 その言動は北の核やミサイル以上の罪悪だと
 どうして思い至らないのか。
 むき出しのエゴが跋扈跳梁し、テロの横行…
 そして、この国には、巧言令色。
 言葉がおろそかにされている、どうでもよくなってきている、
 そのことを怖れずにはおれません。
 それに流されてはならない、踏みとどまらねばと、
 せつに切に願っています。



 見よ、花の生涯を。

イメージ 29


イメージ 30


イメージ 31



イメージ 32


イメージ 33


 一帯に異状のあるなく、安堵。
 帰りましょう。


 片曽根山のねぎらい、エ~ルがうれしい。
イメージ 37




イメージ 34


 花々の静謐…
イメージ 35


 水の謙廉に合わせられれば、山路の終了です。
イメージ 36


 無事の下山、
 花たちの信郷に
 感謝。


 Fin