今日の主役はヤマザクラ。
ヤマツツジの蕾たちが揚揚と次に備えています。
今日(5/8)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び、
堂山王子緑地環境保全地域を
を見廻ります。
ヤマツツジはもう咲いているかな?
と期待を脹らませましたが、まだ5月は初旬、
ちょっぴり咲いたものが散見されたものの、
多くはまだ準備中でした。
でも、みんな、蕾を艶やかに誇らしげ、
あと一週もすれば、山頂部をステージに、
りっぱな主役になることでしょう。
いつもの門沢登山口から。
道刈りがきれいに施されています。
感謝。
陽精のエ~ル。
ヤマブキの親迎。
新緑の力動。
紅らむ、蕾たち。
はしゃぎます。
かしましいですね~。
蕾たちの諸声に歩を合わせていると、
前上手、白日がいやましに照耀。
目を上げれば、
あふれるばかりに咲き誇るヤマザクラの姿。
これはもう、本日の立て役者。
ヤマツツジの紅蕾も、脇役となって讃えます。
讃う、陽精。
ああ、桜は、さくら。
花は、はな。
"人は人であり
草は草であり
松は松であり
椎は椎であり
おのおの栄えあるすがたをみせる
進歩というような言葉にだまされない
懸命に 無意識になるほど懸命に
各各自らを生きている
木と草と人と栄えを異にする
木と草はうごかず 人間はうごく
しかし うごかぬところへ行くためにうごくのだ
木と草には天国のおもかげがある
もううごかなくてもいいという
その事だけでも
天国のおもかげをあらわしているといえる"――
(八木重吉)
さくらの頌歌が流れます。
山頂展望台に到着。
上がって周覧、深呼吸。阿武隈が展けます。
片曽根山、移ヶ岳。
移ヶ岳、日山、殿上山、竜子山、鎌倉岳、五十人山、~
~ 桧山、大滝根山。
そして、日影山、蓬田岳。
山座同定を愉しむハイカーのみなさん。
未だしのヤマツツジ、残念でした。
―― 辺りを見廻ります。
宙soraの讃歌。
"Grace be with you".
紅く気持を昂らせ、
"咲く"、その日を待ちます。
さきがけてチラホラ。
5月22日が、山開き。
艶蕾の下には
つましく、フデリンドウ。
ヤマザクラ、清艶に、ひとすじの気持ち。
ヤマツツジがならいます。
笑いさざめく、蕾たち。
一帯に異状のあるなく、安堵。
帰ります。
新緑がトントン肩をたたきます。
ヤマブキのねぎらいとエ~ルに与れば…
無事の下山。
朗天の山路、
花々のひとすじの気持に
感謝、感謝。
Fin