あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/艶蕾 2016年5月8日

  今日の主役はヤマザクラ
  ヤマツツジの蕾たちが揚揚と次に備えています。
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  今日(5/8)は、
  阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
  及び、
  堂山王子緑地環境保全地域を
  を見廻ります。

  ヤマツツジはもう咲いているかな?
  と期待を脹らませましたが、まだ5月は初旬、
  ちょっぴり咲いたものが散見されたものの、
  多くはまだ準備中でした。
  でも、みんな、蕾を艶やかに誇らしげ、
  あと一週もすれば、山頂部をステージに、
  りっぱな主役になることでしょう。



  いつもの門沢登山口から。
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  道刈りがきれいに施されています。
  感謝。
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  陽精のエ~ル。
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  ヤマブキの親迎。
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  新緑の力動。
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  紅らむ、蕾たち。
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  はしゃぎます。
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  かしましいですね~。
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  蕾たちの諸声に歩を合わせていると、
  前上手、白日がいやましに照耀。
  目を上げれば、
  あふれるばかりに咲き誇るヤマザクラの姿。
  これはもう、本日の立て役者。
  ヤマツツジの紅蕾も、脇役となって讃えます。

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  讃う、陽精。 
 
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  ああ、桜は、さくら。
  花は、はな。

  "人は人であり
  草は草であり
  松は松であり
  椎は椎であり
  おのおの栄えあるすがたをみせる
  進歩というような言葉にだまされない
  懸命に 無意識になるほど懸命に
  各各自らを生きている
  木と草と人と栄えを異にする
  木と草はうごかず 人間はうごく
  しかし うごかぬところへ行くためにうごくのだ
  木と草には天国のおもかげがある
  もううごかなくてもいいという
  その事だけでも
  天国のおもかげをあらわしているといえる"――
  八木重吉



  さくらの頌歌が流れます。
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  山頂展望台に到着。
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  上がって周覧、深呼吸。阿武隈が展けます。

  片曽根山、移ヶ岳。
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  移ヶ岳、日山、殿上山、竜子山、鎌倉岳、五十人山、~
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  ~ 桧山、大滝根山
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  そして、日影山、蓬田岳。
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  山座同定を愉しむハイカーのみなさん。
  未だしのヤマツツジ、残念でした。
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  ―― 辺りを見廻ります。


  宙soraの讃歌。
  "Grace be with you".
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  紅く気持を昂らせ、
  "咲く"、その日を待ちます。
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  さきがけてチラホラ。
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  5月22日が、山開き。


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  蕾の下には
  つましく、フデリンドウ
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  ヤマザクラ、清艶に、ひとすじの気持ち。
  ヤマツツジがならいます。
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  笑いさざめく、蕾たち。
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  一帯に異状のあるなく、安堵。
  帰ります。


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  新緑がトントン肩をたたきます。
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  ヤマブキのねぎらいとエ~ルに与れば…
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  無事の下山。
  朗天の山路、
  花々のひとすじの気持に
  感謝、感謝。


  Fin