あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/紅采 2016年5月22日

  展望台に溢れる快哉の響。
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  今日(5/22)は、
  阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
  及び、
  堂山王子緑地環境保全地域
  を見廻ります。

  本日は高柴山の山開き、
  山頂で安全祈願祭が執り行われました。
  久方振りに、山開きの日が、
  折よく、ヤマツツジの盛期に合い、
  訪れたみなさんは、老若男女、それぞれに快哉
  ヤマツツジの晴れ姿を
  存分に満喫しておられました。




  いつもの門沢登山口から。
  観光協会や市役所の方々が、来訪の登山者に応接、
  ご苦労様です。
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  木洩れ日に励まされて。
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  山路には、はしゃぐ声。
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  山頂が近づくと、ヤマツツジの迎候。
  昨日の雨の名残りが燿ります。
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  山頂へと鼓吹するヤマツツジの英気。
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  溌剌として、紅采。
  あっぱれです。
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  本懐、ひとすじの気持。
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  アウグスティヌスの言葉でしたか、――
  例えば花(植物)は
  人間から見られ、見られることにおいて、
  その特殊的な、自己に閉じ込められた存在から、
  いわば救済されるという傾向をもっていると…。
  ややこしい言い方をすれば、(笑)
  世界は愛によって土台づけられて、はじめて、
  「物」であることをやめ、愛に応えて自己を「啓示」する、
  つまり、
  ヤマツツジは愛で、愛でられることによってはじめて、
  その完全な存在と価値に達する――。

  花は大地の心です。



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  艶姿で迎えてくれました。
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  水石に着くと、阿武隈が展けます。響く頌歌。
  片曽根山、移ヶ岳、日山、鎌倉岳…。  
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  紅く染まる山頂部。
  近年、山開きの日は、
  ヤマツツジの咲くのが早かったり遅かったり、
  はたまた元気がなかったりと、ちぐはぐでしたが、
  今年は、ご覧の通り、盛期に符合した様です。
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  山頂展望台に到着。
  大勢のハイカーで賑わっています。
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  展望台では、おのおの周覧、
  それぞれに山の恵みが注がれます。
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  紅いエ~ルに応える阿武隈の峰々。
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  様々に山開きが祝われています。
  でも、山頂に「軽トラ」が居る不思議。

  山に登る者は、
  山へ眼差しを向けるだけでなく、
  山から向けられる眼差しを意識する、
  そのような者であり、
  またそう在りたいと願っています。
  そして、それが山を、自然、天然を畏れることだと。
  
  登山者への、もてなしの心が、
  生りますように。

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  安全祈願祭を終え、
  同任のSatouさんと、ツ~ショット。

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  山頂部を見廻ります。


  紅雲に浮かぶ展望台。
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  大勢のハイカー、たくさんの憩い。
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  喜々として、ヤマツツジの花々。
  もてなしの心があふれます。
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  ヤマツツジの讃歌に唱和する空と雲。
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  大地の純心、
  "Grace be with you".
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  花々は頌歌。
  晴れ舞台にカンタータが流れます。
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  酔ってしまいそうな紅の繍文を縫えば、
  其処彼処に団欒、また憩い。
  どうぞゴミなど残しませんように。

  さて、異状のあるなく、安堵。
  


  すると、"koizumiさんですか?"
  門沢の方、拙ブログをご覧頂いているとのことで、
  恐縮至極。
  山が好きで山岳会にも入っておられる由。
  しばし、歓談、四方山話。
  私がブログを始めたのは、この方と同じ年の頃でした。
  期待しておりますぞ~。
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  水石では、門沢の地区の方々の花の宴。
  集合して、"ハイ、チ~ズ"。
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  さて、おいとま。帰ります。

 
  花々と語らいながら。  
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  花のような気持ちになれたらいいな。
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  "良かった、好かった。"
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  無事の下山、
  紅采の宴、
  山路の佳恵に、
  感謝、感謝。


  Fin