粛然として、三国岳。(地蔵山から)

今日(4/9)は、日帰りで飯豊へ、三国岳まで。
登山口、川入への道が開けたので、さっそく。
地蔵山、行けたら三国岳まで、の心づもりですが、
今年の初飯豊、いかにもして大日岳に見(まみ)えたい…。
剣ヶ峰の状態はあまり良くありませんでしたが、
たまたま行を同じくした仙台の方と、
トップを代りながら、ステップを刻み、
無事、三国岳を頂いて、大日岳に見えることが許されました。
さらにそのステップを踏んで、numataさんが来頂。
また下降時には、剣ヶ峰で、重荷を担ぐリョウくんに再会と、
愉しい、思い出に残る雪稜となりました。
感謝。
*参考タイム;
川入集落発06:19~06:38御沢野営場~06:51登山口~
07:25下十五里~07:52中十五里~09:06横峰~09:35地蔵山
~10:36剣ヶ峰~10:58三国岳避難小屋着(休憩)~11:47剣ヶ峰
~12:45横峰~13:19中十五里~13:33下十五里~13:53登山口
~14:03御沢野営場~14:23川入集落着
川入集落から先は、道路にやや雪が残り、徒歩。
日帰り装備で足取り軽く、二十分程で、御沢野営場へ。
良い天気になりそう。

伝えられた通り、
GWでもこんなに少なくはないぞと思わせる
雪の少なさ。
それでも、中十五里が近づく辺りになると、
雪が繋がりだしました。

樹間に三国岳、"ご無沙汰です"。

雪の腐りはまぁまぁ、歩きやすい部類?

久しぶりの飯豊に、心肺が躍ります。

宙の讃歌に唱和しながら。

横峰に到着、稜線が展け、峰々の親迎。
今年もここに来れて、幸せ。

地蔵山が、"早く来い"と。

今度は仙台の方が先行。

鳥からの、うれしい激。

地蔵山を頂いて周覧、牛ヶ岩山。

対稜に地蔵岳。

そして草履塚、飯豊本山。
"お久しぶりです"。

七森、三国岳。

剣ヶ峰をしたがえ、凛々しい三国岳。

体調良し、
三国岳を目指します。

飯豊本山から大きなエール。
"ありがとう"。



七森の絶壁が披け、迎候。
すでにかなりの箇所で雪崩が発生。

お山と言葉を交わしながら。

ここで腹ごしらえ、おにぎり1個。
雪は柔らかく、ステップがしっかり刻めるので、
このままノーアイゼンで進むことに。


トレースを先がけるうれしさ。雪稜には亀裂。

見守る七森。


一息ついて、地蔵山。


素直には雪の上を歩かせてくれません。
亀裂を避けつつ。

亀裂にお伺いをたて、所々、露出の岩場へ。

剣ヶ峰に到着。上部に目を凝らせば、――
護摩壇の脇、今年の勾配は弥増し、おまけに亀裂まで。
岩場を攀じりましょう。

背を押し上げてくれる、地蔵山。

いざ。

振り返って、ひゃ~。



護摩壇、間近。

稜線が親しくなりました。


護摩壇に直下。
雪庇の迫力はイマイチ?


護摩壇を了ると、目の前は三国小屋。

雪庇の優しいねぎらい?に与れば…

ふ~っ、大日岳。
"よぐ、来たな"。
―― "はい、ここに"。

『飯豊三国岳/粛然(後篇)』に続く。