今日(8/5)は飯豊へ、日帰りで。
或はオンベから大日岳を、とも考えましたが、
先の豪雨。
尾根取付、アシ沢に架かる単管橋は大丈夫?
どうにもその懸念が払拭しきれず、
またまた川入は御沢からと相成りました。
山頂では
湧いては去り、去っては湧く自在な雲々、・・・
その 雲 のおおらかな饗宴、はたまた大歓迎?に、
ゆったりと自在なひとときを愉心。
お山の恵みにたっぷり沐浴(ゆあみ)して、
下りてくることが許されました。
感謝です。
夜明け前。
川入は御沢、「表参道」口を発ちます。(03:27)
「中十五里」を過ぎると、段々と明るくなって来ました。
雲をかき分け、磐梯山から「がんばれよ~」と響(こえ)が。
横峰へと連なる支稜から朝陽が。
地蔵山を巻いて、水場に到着。1L調達。(05:39)
路傍のお花から清々しい朝の挨拶。
辺りを蔽っていたヴェ~ルも、陽が上るにつれいそいそ。
三国岳が起き出しました。
七森もお花を前に猛々しさが消えます。
磐梯山が背中を押してくれます。
朝日の峰々からも響(こえ)が。
湧き立つガスに呑まれる岩稜。
護摩壇が間近、三国岳の山頂は直ぐ其処です。
七森沢へと切れ落ちる岩壁。
七森はすっかり夏の濃い緑に装われて。
辿って来た岩稜を振り返り、ちょっと一息。
三国岳避難小屋に到着。しばし休憩です。(06:47)
いよいよ稜線に乗って。
三国岳の向こう、会津盆地がくっきりです。
いつも気になる「気になる樹」。元気そうです。
「やぁ、来たね」、
大日岳が爽やかな笑顔で迎えてくれます。
手前、これから越える種蒔山。
奥に悠々と飯豊本山。
中程に大日杉の路衝、地蔵岳。
奥に朝日連峰が宙に浴します。
種蒔山の山の辺に起てば、草履塚、
そして飯豊本山が迫ります。
ここで、深呼吸。
お山の精霊にご挨拶です。
大日岳は、どこまでも堂々。この寛厳。
主稜線には御鏡雪が涼しさを副えて。
この辺りを制するのはタカネマツムシソウ。
今日もそっちへ行けません。
此処から言葉を交わして。
切合小屋前にてたっぷり休憩。
管理人の長谷川さんとしばし四方山話。(08:10)
長谷川さんとのんびり話し込んでいる内に、
あらら、雲さんが、
「おいらも混ぜてくんな」と、出張って来てしまいました。
お山も微笑んで、「よしよし」と。
雲 も対話の輪に入ります。
大日岳にじゃれつく 雲 を背に、私です。
雲 が自在に遊びます・・・。
御鏡雪の誠実。
草履塚を下り、いよいよ本山への衝、御秘所。
飯豊から大日を見据えて、この坂を降る気分は格別です。
歩くことを愉しみ、ゆっくりと。
御秘所の岩場から、大日岳。
御秘所の岩場から、飯豊本山。
大日岳と 雲 に見守られて。
さぁ~て、いよいよ御前坂。
その正体は「試練坂」?
龍の化身? Dragon-cloud のお出迎えです。
「カフェ御前坂」。
客は粋な麦わら帽子のザックだけ?
青空に向かって、心肺が翔びます。
飯豊本山小屋に到着です。(10:10)
「その2」に続く