櫛ヶ峰から、天狗岩。
今日(9/14)は、磐梯山へ。
久しぶりに櫛ヶ峰も足下。
今日の本峰は雲の応接に忙しく、本峰拝顔は無理かなと、
諦めかけましたが、
雲の諭しで、しばし、待機。
お山は応えてくれました。
"待つ"ことも登山のうちでした、――。
感謝。
身繕いしているうちに雲は退座、いざ。
少し進むと、辺りに"レンブラント"の慈光。
"あさあけのふしあなからもれる
ほそいひかりのながれにただよう
かるやかなみじんにむかってしずかなこころならば
このこころこそうれしいこころである"
(八木重吉)
ゲレンデを登り了えると、
川桁山に交響する、光と雲・・・
日毎に新たなる、"天地創造"のドラマ。
一合目『天の庭』。水分補給。
赤埴の山脊に喘いで、磐梯山。
雲の供給が絶えません。
巻き終えて、櫛ヶ峰。
今日は寄るつもりです。
鏡沼にはさざ波。
きれいな"逆さ"磐梯は映さず。
沼の平。
いつもの科木(シナノキ)に、一息。
ハハコグサから、朝の挨拶。
天狗岩からのエ~ル。
櫛ヶ峰へ。
櫛ヶ峰山頂着。
雲が賑やかになって来ました。
雲洗う赤埴山。
本峰は雲に応接、雲は忙しなく、
"ちょっと待ちな、直ぐ退いてあげるよ"、
とのお諭し?有難く待つことに。
少しして、雲は退座。
本峰が、"友よ"と・・・。
天然の、ひとの煩いを熔かする不思議。
ひと時、お山と語らいます。
"子曰わく、
我れを知る莫き也夫。
…天を怨まず、
人を尤めず、
下学して上達す。
我れを知る者は其れ天か"。
(論語憲問第十四)
孔子は言った、
"私がこうして不遇なのは、天意でもあろう。
しかし、天を怨む気持はない。
また同じ時代の人間の罪でもあろう。
しかし人間をとがめる気もちもない。
ただ私は、低いところから学問をはじめて、
より高次なものへの到達を求めるだけである。
こうした私の態度を理解してくれるのは、天であろう。
人間にはわからないかも知れぬ…"と。(吉川幸次郎)
愚かで怠惰な私など孔子に比すべくもないけれど、
この言葉は、
"不遇"なときこそ、天に信頼し、天の意を察し、
天より己に預け、授けられた"才"を育み、
天命に供せられ得べく、備えよ…
その様な励まし、訓戒として、読める。
そう、読みたい。
お山も"然うだ"と肯いている。
寂かに時を刻む、大地の"懊悩"。
主役は雲と、遠慮する陽精。
あらら?あれれ?(笑)
山頂の大きな岩のちょっと凹んだ所に木の実が整然。
まさかお供え物?~"今年の初物なれば…"。
鳥か小動物の仕業でしょうが、何とも微笑ましい。
悪戯して隠そうかとも思いましたが、止めて置きます。
ひと時の良き時間を礼して、本峰へ。
天狗岩と語らいながら。
弘法清水を汲み、
いざ、山頂へ。
雲がやたらと張り切ります。
磐梯山を頂いて、パチリ。
岡部さんの山頂売店前に陣取りラ~メンタイム。
隣り合わせた方とひと時の歓談、山談義。
自分のペ~スを大切に
良き山行を重ねてゆきたいものですね。
ご健行を祈り上げます。(iwabutiさん)
ラ~メンを食し終え、上に行くと、
山頂部に絡んでいた雲が切れ始めました。
待って待たされ、
やっと、猪苗代湖の御出座し。
櫛ヶ峰も。
下山し始めると、賑やかな声。
千葉からの中学生の"群れ"、総勢150名。
"こんにちは~"、"あとどのぐらいですか~"…
挨拶の連打、迫力に圧され、道を譲ることしばし。
その溌剌に、たくさんの元気を頂戴しました。
良き思い出になりますように~!
弘法清水でお土産に2リットル。
澁谷さんにご挨拶。
天狗岩の呼ばわる響、
"天へ、そして天から生きよ"。
花々のエ~ルにほっこり。
お山は、雲を透徹,"いつも砕かれてあれ"と。
"衛兵岩"に挨拶をして、沼の平にいとま。
お山の祈りは
"Grace be with you"。
湖からは大きなエ~ル。
お山はまた雲に蔽われ始めました。
ゲンノショウコのエ~ル、ねぎらいに与ります。
無事の下山、
お山の親昵、寛泰に
感謝、感謝、感謝。
Fin