お山の呼ばわる響。
今日(11/13)は、磐梯山へ。
週末に崩れの予報、
天気を選ぶことで、むしろ
天気に選ばれたのかもしれ知れません。
飯豊の日帰りを、行ける処まで、――
とも、脳裏に過りましたが、
櫛ヶ峰にのほほんとしたい思いが勝り、
磐梯山へ。
上天気の下、お山と緩りと語らうひと時に
恵まれました。
感謝。
陽は昇り、雲は翔逸。
風はなく、お山が鏡沼に遊びます。
"逆さ磐梯"。
沼の平へ。
冬は足踏み。
いつもの場処で、一息。
お山と語らいながら。
天狗岩から、挨拶。
縁に起てば、清々しい飯豊。
岩、累々と輪唱。
呼ばわる、天狗岩。
平康を繋ぐ、吾妻の連嶺。
櫛ヶ峰を頂きました。
穏健を頌う、お山。
のほほんとくつろぐ、ひと時。
福saiwaiにつつまれます。
嗚呼、しかし、世界には…
テロルにつぐテロル。呻きが満ちています。
"経済"が"暴力"を基礎とし、
"宗教"が"利己心"の仮面であるかぎり、…
血で血を洗う連鎖は脱し得ないのでしょう。
人は禽獣に非ず、破壊は神に非ず。
明治、大正、そして昭和の初めを生きた一人の平民は
こう道破しました、
"戦争は戦争を止めるためであると言います。
しかしながら、戦争は実際戦争を止めません。
いな、戦争は戦争を作ります。
日露戦争はまたどんな戦争を生むか分りません。
戦争によって兵備は少しも減ぜられません。
いな、戦争終るごとに、軍備はますます拡張されます。
戦争は戦争のために戦われるのでありまして、
平和のための戦争などとは、
かつて一回もあったことがありません。
日清戦争は、その名は東洋平和のためでありました。
しかるに、この戦争はさらに大いなる日露戦争を生みました。
日露戦争もまた、その名は東洋平和のためでありました。
しかし、これまたさらに大なる東洋平和のための戦争を
生むであろうと思います。
戦争は飽き足らざる野獣であります。
彼は人間の血を飲めば飲むほど、
さらに多くを飲まんと欲するものであります"と。
(内村鑑三)
"愛なる神をつねに深く信じない人びとに、
非暴力というものは縁はない"…
ガンジーのこの言葉を、私は何度でも引こう。
遥か飯豊から、…
"然うだ"の肯い。
陽精もまた、"然うだ"と。
天と地と、
造られしものすべてが唱和。
居心地のいい櫛ヶ峰、
ついついゆったり、長居をしてしまいました。
さて、本峰。いざ。
振り返って、櫛ヶ峰。
天狗岩と飯豊。
"天へ、そして天から生きよ"と、天狗岩。
倦まず弛まず…。
今日は猪苗代警察署の方々による"山締め"。
指導標、ロ~プなどを直しながら…。
弘法清水で水を補給、山頂へ。
山頂直下北面には樹氷?霧氷?
陽が昇るにつれボロボロと。
磐梯山を頂き、飯豊とツ~ショット。
警察署の方々が救助訓練。
山頂から、猪苗代湖。
陽を映して、燦々のエ~ル。
峰々のモノローグ。
櫛ヶ峰。
朝日連峰、そして月山。
透徹、玲瓏、飯豊からの巨きな、大きなエ~ルを頂戴、
やさしく心を昂ぶらせます。
冬将軍の本営は未だし。
~zoom in iide.
薬師岳、西大日岳~大日岳。
御西岳。
駒形山、飯豊本山。
そして烏帽子山から、エ~ル。
周覧、満喫。
帰りましょう。
天狗岩に礼して。
赤埴山へ。
憂愁を醸す山影。
沼の平、…
そして、櫛ヶ峰。
お山の祈りは、
"Grace be with you"。
"ありがとう"。
ゲレンデをすたこら。
小さな花のエ~ルがうれしい。
無事の下山、
峰々のエ~ル、
朗邁の山路に、
感謝、感謝、感謝。
Fin