あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/花韻 2015年7月7日

   花叢、櫛ヶ峰。
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   今日(7/7)は、磐梯山へ。

   出発が遅くなったので、櫛ヶ峰だけにして帰ろうかと思いましたが、
   山頂に語らえば、やはり、本峰に寄らぬわけにもゆかず、…。

   お山に、花の一輪一輪に、たくさんのエ~ルを頂戴しました。
   感謝。
   


   ゲレンデを突き上げて、一息。まだまだ曇りの世界。
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   赤埴の山脊に喘げば、雲が上がります。
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   鏡沼と磐梯山
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   沼の平へ。
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   いつもの場処で、一息。
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   すべてを蔽う、お山の愛。
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   まずは、櫛ヶ峰。
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   花たちの迎候、親昵が通います。
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   天狗岩の響。
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   櫛ヶ峰は、花の叢。讃歌が流れます。
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   頂いて、磐梯山本峰。
   頌歌に応えます。
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   バンダイクワガタのアンカー、
   凛々しい貌。
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   のんびり、のほほんと周観。
   湖の調べ。
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   お山に臨んで、言葉あるなし。

   生命が落ちぶれる、この世界。
   憤懣があり、暴虐がある。
   報道の裏側は哀しみの言葉でみちています。

   いつも想い起す言葉が、あります。


   ”生命の創造者、生命の与え手、またその主であり給う神は、
   恵み深い神であるという認識に立つときにのみ、
   自殺はいけないということを、確実に、そして疑問の余地なく
   基礎づけることができる。・・・・
   神が主権者なのであって、君がそうなのではない。
   君の生命に対して責任を担い給うのは、彼であって
   君自身ではない。
   彼がみずから意志し給うたことをなすのであり、
   君がみずから欲しなければならぬと思いこんでいる事を、
   神がなすのではない。
   彼がその御心を目標に至らしめるのであって、しかもこれは、
   君の成功や失敗に左右されることはないのである。
   彼が君を義とし、きよめ、栄光あらしめ給う。
   そのようなことを、彼は君にせよと要求しておられるのでは
   ない。君から要求されていることは、
   ただ神の御手にそれを委ねること、
   彼がみずから与え給う恩恵を受け入れることによって
   彼に服従すること、だけである。
   そうすれば、君はいかなる状況においても、
   決してひとりぼっちであることはない。
   君は自分が四方から包まれているのを見出すであろう。
   そして君の人生が、たとえどんなに挫折し、不幸であろうとも、
   またどんなに無用で余計な存在のように、思われようとも、
   君は決して自己に絶望することはないであろう。
   君の生命は神のものなのだ。だから、
   神のすべての天使が君と共にあり、赦しと助けと希望とが、
   尽きることなく、無限に、決して挫折することなきものとして、
   君のために備えられている。だからこそ君は、
   たとえ自分の人生がいかに成り行こうとも、
   自分の生命を投げ捨てようなどと、決して考えることが
   できなくなるのである。
   君は生きることを許されているのであって、
   生きなければならないというのではない。
   ・・・・・・・
   生きなければならぬという空しい、神なき考え方は、
   律法の道であり、これが人を絶望的な試みの中に
   引きずりこむのである”。
   ( Karl Barth ,"Kirchliche Dogmatik")

   
   カール・バルトは、ドイツの神学者
   深い思索を突き抜けた彼の言葉には、
   信頼がながれている――。

   


   ”然うだ”と、
   お山は肯いています。
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   大地の懊悩の痕跡。
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   いい時間を、ありがとう。

   此処で帰ろうかな?
   でも、やはり本峰へ寄らないわけには…。
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   天狗岩に見守られ、本峰をめざします。 
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   ”花は大地の心”。
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   ”天へ、そして天から生きよ”と天狗岩。
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   沼の平、赤埴山を見下ろします。
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   ひとすじの気持。
   精いっぱい、大きなエ~ルで迎えてくれました。
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   磐梯山を頂いて、私。
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   山頂はバンダイクワガタが盛り。
   そろそろ、フィナ~レを奏でる準備かな。
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   呼ばわる、湖。
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   おにぎり2個。櫛ヶ峰に感謝。
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   弘法清水小屋の戸口には、ミヤマオダマキ
   言葉にならぬ言葉が行き交います。
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   天狗岩よ、一介のソクラテスたれ。
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   お山のねぎらい、エ~ルに浴して。
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   ゲレンデには、ミヤコグサ
   親昵のねぎらいに、心が温みます。
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   無事の下山、
   大地の心、花の調べに
   感謝、感謝。



   Fin