あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/協奏 2015年7月12日


 今日(7/12)は、
 阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
 及び、
 堂山王子緑地環境保全地域
 を見廻ります。

 本日は下記のイヴェントが催され、
 ヤマツツジの手入れに、
 少しく協力させて頂きました。


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 堂山王子地区を廻り了え、門沢登山口へ。
 既に何人かの方が、先行。
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 いざ、山頂へ。
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 腐食のため、修繕中だった見晴台。
 作業はほぼ了えている様です。
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 ホタルブクロが迎えてくれました。
 ”しっかり働きなよ”。”はい”。
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 これは暑くなりそうです。
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 山頂展望台に到着。
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 地区の方々、ボランティアの方々が参集。
   
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 何ごとが始まるのかと、阿武隈の山々は
 興味津津です。
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 事務局によるオリエンテーション
 いよいよです。
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 さあ、それぞれの受持ち区へとわかれ、
 作業開始です。


 班長さんが草刈り機で大まかに下草を刈り、  
 その後、さらに株周りをきれいに刈り込みます。
 空気の通りがよくなることで、
 虫が入り難くなるのです。
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 ツルに悶え、困苦のヤマツツジ
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 解放してあげると、さっぱり。
 うれしそうです。
 そして、この繰り返し、繰りかえし。
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 しかし、汗はダラダラ、とにかく、ア・ヅ・イ…。
 班長さんの”休憩~”に、木陰で一息。
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 たっぷり水分補給で、元気回復。
 再び、リングへ?
 ツルと”拳闘”、奮闘です。
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 ヤマツツジの喜色に、和みます。   
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 この株のツルも手強そう。
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 何とか、仕留めて、手際も良くなりました。
 次はどの株かな。
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 余りの暑さに、再び、”休憩~”。
 作業を共にさせて頂いた”門沢-1班”の方々と。
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 昔は、放牧された馬さんたちが草を食み、
 いつもこんな感じにしてくれてたんでしょう、…。
 今は、人間の”馬”力で。
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 さて、残り時間は僅か。
 虫害に効果の高いオルトラン粒剤を根元に散布。
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 ”作業終了~”、の声。
 抽選会があるとのことで、集合です。


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 当たりの番号がアナウンスされる度に、
 ”オォ~”(↗)、”アァ~”(↘)。(笑)
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 まぁ、こんなことで”運”を使い果たしてもなぁと、
 自分を慰めます。(笑)


 他のみなさんの”仕事”を見させて頂きながら、
 戻ります。
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 阿武隈の山々が笑んでいます。
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 全部で何万株になるのでしょうか。
 一つひとつの株に愛情を注ぐのはたいへんなこと。
 愉しみながら、コツコツと。
   
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 ”花は大地の心である”と先人は言いました。

 一本一本の草木には自然の摂理が働き、
 それぞれがいかに小さくとも、
 大きな調和の中で、それぞれの役割をはたし、
 れぞれに深い意味を担っています。
 高柴山は県立自然公園。
 福島県立自然公園条例には、
 ”優れた自然の風景地を保護するとともに、
 その利用の増進を図ることにより、
 県民の保健、休養及び教化に資する”
 ことが旨とされ、そのために
 ”それぞれの立場において努めなければならない”
 とうたわれています。
 そして福島県環境基本条例には、
 ”人と自然の豊かな触れ合いが保たれることにより、
 人と自然との共生が確保されるよう”
 期待されています。
 ”山頂を赤く染め上げるヤマツツジの花”は、
 その昔、放牧の農耕馬がつくりなした独特の”自然”。
 故に、独特の”共生”が求められています。
 下草を刈り、ツルをとり、害虫から庇り、そして、
 しかし…”鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス”。
 ”花は大地の心”、
 みんなに天然自然を畏れ敬う心があれば、
 きっと応えてくれるでしょう。 

   


 阿武隈の山々が”然うだ”と、肯いています。 イメージ 28


 見廻って、
 異状のあるなく、安堵。



 さて、帰りましょう。
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 無事の下山、
 みなさんとの協奏、
 協働の実りに
 感謝。



 Fin