正月にしてこんなにもふくらんだ、ヤマツツジの蕾…。
今日(1/3)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び
堂山王子緑地環境保全地域
を見廻ります。
年賀状には、
やれ"椿が咲いた"、"紅梅がさいた"の文字が。
高柴山の雪もほぼとけ、山頂には、
何とヤマツツジの蕾が紅く染まっていました。
今年はどんな年になるのでしょうか。
いつもの門沢登山口から。
落葉を踏みしめ、山路にリズム。
処々に雪の釈明。
落葉のプレリュード。
でも、雪を踏むのも愉しい。
山頂部から、片曽根山、そして移ヶ岳。
山頂展望台に到着。今日は暖かいです。
展望台に阿武隈を周覧。
"Grace be with you",
山々の頌歌に耳澄ませます。
(移ヶ岳、日山、竜子山、鎌倉岳、五十人山)
(右に、桧山、尖盛)
(そして、大滝根山)
(翻って、日影山、一盃山、奥に蓬田岳)
陽精のエ~ル。
宙が讃います。
唱を合せる雲。
見廻って一息、展望台の下でコーヒータイムです。
~ツツジの樹を眺めていると、其処此処が何やらふくよか、
これはもう"芽"の範疇を超え、"蕾"ではないですか。~
"雪が往き
雲が展けてつちが呼吸し
幹や芽のなかに燐光や樹液がながれ"
・・・・・・・・
と(宮沢賢治)、春の叙情に浸るには、まだ1月。
春の誤解?
早すぎやしないか、ツツジくん。
でもこのひと思いは、
天然の意思への服従、止むに止まれぬ献身というべきか。
そう思える、そう思いたい。
叶うなら、咲かせてあげたい、
咲いてほしい。
一帯に異状のあるなく、安堵。帰ります。
安達太良吾妻、今日は見えず。
水の謙廉に礼すれば、山路の終了です。
無事の下山、
春懐、ツツジのひとすじの気持に
感謝、感謝。
Fin