あるく

~山の恵みの備忘録~

春懐/高柴山 2016年1月3日

  正月にしてこんなにもふくらんだ、ヤマツツジの蕾…。  
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  今日(1/3)は、
  阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
  及び
  堂山王子緑地環境保全地域
  を見廻ります。
  
  年賀状には、
  やれ"椿が咲いた"、"紅梅がさいた"の文字が。
  高柴山の雪もほぼとけ、山頂には、
  何とヤマツツジの蕾が紅く染まっていました。
  今年はどんな年になるのでしょうか。  


  いつもの門沢登山口から。

  落葉を踏みしめ、山路にリズム。
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  処々に雪の釈明。
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  落葉のプレリュード。
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  でも、雪を踏むのも愉しい。
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  山頂部から、片曽根山、そして移ヶ岳。
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  山頂展望台に到着。今日は暖かいです。
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  展望台に阿武隈を周覧。


  "Grace be with you", 
  山々の頌歌に耳澄ませます。
  (移ヶ岳、日山、竜子山、鎌倉岳、五十人山)
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  (右に、桧山、尖盛)
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  (そして、大滝根山
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  (翻って、日影山、一盃山、奥に蓬田岳)
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  陽精のエ~ル。
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  宙が讃います。
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  唱を合せる雲。
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  見廻って一息、展望台の下でコーヒータイムです。

  ~ツツジの樹を眺めていると、其処此処が何やらふくよか、
  これはもう"芽"の範疇を超え、"蕾"ではないですか。~

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  "雪が往き
  雲が展けてつちが呼吸し
  幹や芽のなかに燐光や樹液がながれ"
  ・・・・・・・・
  と宮沢賢治)、春の叙情に浸るには、まだ1月。
  春の誤解?
  早すぎやしないか、ツツジくん。

  でもこのひと思いは、
  天然の意思への服従、止むに止まれぬ献身というべきか。
  そう思える、そう思いたい。

  叶うなら、咲かせてあげたい、
  咲いてほしい。


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  一帯に異状のあるなく、安堵。帰ります。


  安達太良吾妻、今日は見えず。
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  水の謙廉に礼すれば、山路の終了です。
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  無事の下山、
  春懐、ツツジのひとすじの気持に
  感謝、感謝。



  Fin