今日(7/9)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び、
堂山王子緑地環境保全地域
を見廻ります。
本日は『第6回 高柴山げんき復活大作戦!!』↓が催され、
私も、ヤマツツジの手入れに、少しく協力させて頂きました。
いつもの門沢登山口から。
連日の猛暑、酷暑。すでに気温は出来上がっています。
『大作戦!』に参加される下郷のみなさんが先行、
ナタに鎌にノコギリ、剪定ばさみ、そして先がけの肩には重く、
草刈り機が輝ります。
樹々は光を映して、作業の無事を祈るかのよう。
高柴山山頂展望台に到着。
すでに事務局の幟がはためいてます。
受付で『出席』を確認?(笑)
開式まで時間があるので、山頂部を見廻りながら展望台へ。
展けるあぶくま、周覧。
ただでさえアヅイのに、山々からも熱い視線。
開会です。
参集された地区の方々、ボランティアのみなさんが、
事務局からのご挨拶、オリエンテーションに耳を傾けます。
猛暑を慮り、作業時間を30分縮める由。
終えて、それぞれの持ち場へ。
"しっかり働きなよ"と、花のみんなが激します。
門沢班は水石へ移動し、松の木陰で身繕い。
いよいよ開始です。
大まかに下草を刈り取ったあと、株周りを丁寧に刈り込みます。
風通しを良くすると、虫も居た堪れなくなるのです。
――そしてダメ押しのオルトラン粒剤。
武器があればヤブも恐くありません。
しかし、したたる汗、汗、暑い、アヅイ、~。
こんな時、樹陰はこの上ないオアシス。
一息入れましょう。
こちらはオルトラン散布に、一区切り。
呼びかけて、みんなで木陰に憩います。
水分を補給し、アメやお菓子のお裾分けに与ったり。
よっしゃ、もうひとはたらきすっか。
ツルに苦しめられていたヤマツツジを解放。
さっぱりとして、うれしそうです。
その喜色に励まされ、次へ、そして次へと、
一つ一つの株に愛情込めて。
でも時間はあっという間、作業終了の合図が。
イベントで抽選会があります。
運のいい人には記念品、ということで、集合です。
当選番号がアナウンスされる度に、一喜一憂?
何と今回は私まで。うれしいやら恥ずかしいやら~(笑)
さて、催しは御開き。
みなさん、暑いさなか、お疲れ様でした。
あらためて、一帯を見廻ります。
おひとりお一人の労をねぎらう雲さん。
花々の一輪一輪から、…
そしてトンボくんから、
鄭重なるねぎらいの言葉を頂戴しました。
"母なる大地"といわれ、
そして、"花は大地の心"とも。
この言葉は啻に文飾、レトリックであっていいはずはありません。
いうところの"人と自然の共生"なる言葉が、
そして、こうした高柴山独特の共生をめざした活動が、
その流された汗の一滴一滴、その信実と謙遜、その敬虔を透して、
実を現わすものとなりますよう、願っています。
論語に、――
"子游、孝を問う。
子曰わく、
今の孝なる者は、是れを能く養うと謂う。
犬馬に至るまで、皆な能く養うこと有り。
敬せずんば、何を以って別たん乎"とか。
先覚の意を酌めば、
「いま普通に孝行といっているものは、物質的な奉仕に過ぎない。
犬や馬でも、人間に奉仕する。
犬は家の番をし、馬は労働を提供する。それも奉仕ではないか。
敬虔の情をともなわない限り、
子の親に対する奉仕を、犬や馬の人間に対する奉仕から、
どうして区別しうるか。
敬虔の情をともなってこそ、孝行である」と。
いわんや人と自然との関係においてをや。
"Grace be with you",
あぶくまの山が、ひとり一人のおもいに応えます。
さて、一帯に異状のあるなく、安堵。
帰ります。
山法師のねぎらい、エ~ルがうれしい。
あとは、すたこら。
無事の下山、
集われた、おひとりお一人の協心に
感謝。
Fin