あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/協心 2017年7月9日


 今日(7/9)は、
 阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
 及び、
 堂山王子緑地環境保全地域
 を見廻ります。

 本日は『第6回 高柴山げんき復活大作戦!!』↓が催され、
 私も、ヤマツツジの手入れに、少しく協力させて頂きました。
 
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 いつもの門沢登山口から。
 連日の猛暑、酷暑。すでに気温は出来上がっています。
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 『大作戦!』に参加される下郷のみなさんが先行、
 ナタに鎌にノコギリ、剪定ばさみ、そして先がけの肩には重く、
 草刈り機が輝ります。
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 樹々は光を映して、作業の無事を祈るかのよう。
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 高柴山山頂展望台に到着。
 すでに事務局の幟がはためいてます。
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 受付で『出席』を確認?(笑)
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 開式まで時間があるので、山頂部を見廻りながら展望台へ。
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 展けるあぶくま、周覧。
 ただでさえアヅイのに、山々からも熱い視線。 
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 開会です。
 参集された地区の方々、ボランティアのみなさんが、
 事務局からのご挨拶、オリエンテーションに耳を傾けます。
 猛暑を慮り、作業時間を30分縮める由。
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 終えて、それぞれの持ち場へ。
 "しっかり働きなよ"と、花のみんなが激します。
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 門沢班は水石へ移動し、松の木陰で身繕い。
 いよいよ開始です。
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 大まかに下草を刈り取ったあと、株周りを丁寧に刈り込みます。
 風通しを良くすると、虫も居た堪れなくなるのです。
 ――そしてダメ押しのオルトラン粒剤。
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 武器があればヤブも恐くありません。
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 しかし、したたる汗、汗、暑い、アヅイ、~。
 こんな時、樹陰はこの上ないオアシス。
 一息入れましょう。
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 こちらはオルトラン散布に、一区切り。
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 呼びかけてみんなで木陰に憩います。
 水分を補給し、アメやお菓子のお裾分けに与ったり。
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 よっしゃ、もうひとはたらきすっか。
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 ツルに苦しめられていたヤマツツジを解放。
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 さっぱりとして、うれしそうです。
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 その喜色に励まされ、次へ、そして次へと、
 一つ一つの株に愛情込めて。
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 でも時間はあっという間、作業終了の合図が。

 イベントで抽選会があります。
 運のいい人には記念品、ということで、集合です。
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 当選番号がアナウンスされる度に、一喜一憂?
 何と今回は私まで。うれしいやら恥ずかしいやら~(笑)
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 さて、催しは御開き。
 みなさん、暑いさなか、お疲れ様でした。

 あらためて、一帯を見廻ります。
 おひとりお一人の労をねぎらう雲さん。
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 花々の一輪一輪から、…
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 そしてトンボくんから、
 鄭重なるねぎらいの言葉を頂戴しました。
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 "母なる大地"といわれ、
 そして、"花は大地の心"とも。
 この言葉は啻に文飾、レトリックであっていいはずはありません。
 いうところの"人と自然の共生"なる言葉が、
 そして、こうした高柴山独特の共生をめざした活動が、
 その流された汗の一滴一滴、その信実と謙遜、その敬虔を透して、
 実を現わすものとなりますよう、願っています。

 論語に、――
 "子游、孝を問う。
 子曰わく、
 今の孝なる者は、是れを能く養うと謂う。
 犬馬に至るまで、皆な能く養うこと有り。
 敬せずんば、何を以って別たん乎"とか。
 先覚の意を酌めば、
 「いま普通に孝行といっているものは、物質的な奉仕に過ぎない。
 犬や馬でも、人間に奉仕する。
 犬は家の番をし、馬は労働を提供する。それも奉仕ではないか。
 敬虔の情をともなわない限り、
 子の親に対する奉仕を、犬や馬の人間に対する奉仕から、
 どうして区別しうるか。
 敬虔の情をともなってこそ、孝行である」と。
 いわんや人と自然との関係においてをや。



 "Grace be with you",
 あぶくまの山が、ひとり一人のおもいに応えます。
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 さて、一帯に異状のあるなく、安堵。
 帰ります。


 山法師のねぎらい、エ~ルがうれしい。
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 あとは、すたこら。
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 無事の下山、
 集われた、おひとりお一人の協心に
 感謝。


 Fin