あるく

~山の恵みの備忘録~

暢暢/杁差岳(千本峰まで) 2014年6月7日

 
   今日(6/7)は、杁差岳へ。
 
   リョウくん、シミケンさんが
   正月山行で残置したものを撤収するとのこと。
   予報が悪くふらつきましたが、
   混ぜてもらうことに
   前回(11/3)同様、千本峰まで。
 
   
 
   降りみ降らずみの定まらぬ天気、
   東俣川に架かる一号橋を渡り、
   権内尾根に客となります。
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   ブナの美林にうっとり。 
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   ドン亀の私を待つ?二人(二号橋) 
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   しばし息らいで。    
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   カモスの頭を越えれば、
   権内ノ峰、楓、千本峰が招きます
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   路傍にはヤマツツジの笑み。
   ねぎらいとエ~ルが零れます。 
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   すると、「ブログ見てますよ」、???。
   何と、昨年11/3にここでお会いした方でした。
   飯豊はホ~ムでしょうか。(亀田のMさん) 
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   ヒメサユリの優艶。 
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   ガスの中、運歩運歩を重ねて千本峰。
   その先のブナに括られたデフ棒を回収です。 
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   目的は達しました。下るとしましょう。
   途中外し置いたもろもろが待っています。
 
 
   前杁差に代わり、
   山曲の雪が労を慰めます。 
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   下でぬいたみなさんが登場。 
   エブリの山頂ではイチゲが乱舞して迎えてくれる
   ことでしょう。 
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   権内ノ峰がもう直ぐ。 
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   飯豊の香り、通う親昵。 
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   二人はすたこら、何やら急ぎ足。?? 
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   ぐっと堪えていた空が
   泣き出してしまいました。
   飯豊の脊を傘さし歩くのも一興。
   霞む抒情。
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   霧吐く東俣川、二号橋で見蕩れます。 
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   singin' in the rain
   雨に唄いながら、一号橋。すると、
   二人は変身、太公望…。急いだわけです。
   飯豊の恩慈に遊ぶひと時。 
 
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   イワナには「水」候不順、
   釣果には至らず、残念でした。
 
 
   無事の下山、
   暢暢の遊歩に
   感謝、感謝、感謝。
 
 
 
 
 
   さて、テントを設営して
   反省会。
   飯豊の山の幸を織り交ぜながら、
   鍋奉行リョウくんが腕を振るいます。
   
   お山を知ることは、お山に知られること。
   飯豊に深く呼吸している二人です。
 
 
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   あることで、リョウくんを冷やかして笑うと、
   気に障ったのか、切り返して、「へらへら笑うな」。
   酒席の他愛のない話なのだけれど、
   この「へらへら」は私の胸を刺した。
 
   「イツモシヅカニワラッテヰル」…
   とは賢治の有名な詩『雨ニモマケズ』の一節。賢治は、
   「ミンナニデクノボウトヨバレ/ホメラレモセズ/
    クニモサレズ/サウイフモノニ/ワタシハナリタイ」
   と結んだ。ある意味、この詩は、
   日本的心性をもっともよく表わしている。
   私をともかくも支えてきた言葉と、
   そしてそれとは明らかに異質な言葉とのはざまで、
   いかにもして調和をはかろうとしている私の「笑い」は、
   「へらへら」としかうつらぬのだろう。
   ただ、「シヅカ」への機縁こそあれと、
   祈り願うことしか、私にはできない。
 
   このresponseは、お山の声の様にも聞こえた。
 
 
 
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   歓談、閑談、愉しく語らい、
   お神酒が入って、談論風発
   お山の懐で恵みのひと時となりました。
 
   ごちそう様、感謝
 
 
 
 
    Fin