今日(6/7)は、杁差岳へ。
リョウくん、シミケンさんが
正月山行で残置したものを撤収するとのこと。
予報が悪くふらつきましたが、
混ぜてもらうことに。
前回(11/3)同様、千本峰まで。
降りみ降らずみの定まらぬ天気、
東俣川に架かる一号橋を渡り、
権内尾根に客となります。
ブナの美林にうっとり。
ドン亀の私を待つ?二人(二号橋)
しばし息らいで。
カモスの頭を越えれば、
権内ノ峰、楓、千本峰が招きます。
路傍にはヤマツツジの笑み。
ねぎらいとエ~ルが零れます。
すると、「ブログ見てますよ」、???。
何と、昨年11/3にここでお会いした方でした。
飯豊はホ~ムでしょうか。(亀田のMさん)
ヒメサユリの優艶。
その先のブナに括られたデフ棒を回収です。
目的は達しました。下るとしましょう。
途中外し置いたもろもろが待っています。
前杁差に代わり、
山曲の雪が労を慰めます。
下でぬいたみなさんが登場。
エブリの山頂ではイチゲが乱舞して迎えてくれる
ことでしょう。
権内ノ峰がもう直ぐ。
飯豊の香り、通う親昵。
二人はすたこら、何やら急ぎ足。??
ぐっと堪えていた空が
泣き出してしまいました。
飯豊の脊を傘さし歩くのも一興。
霞む抒情。
霧吐く東俣川、二号橋で見蕩れます。
singin' in the rain
雨に唄いながら、一号橋。すると、
二人は変身、太公望…。急いだわけです。
飯豊の恩慈に遊ぶひと時。
イワナには「水」候不順、
釣果には至らず、残念でした。
無事の下山、
暢暢の遊歩に
感謝、感謝、感謝。
さて、テントを設営して
反省会。
飯豊の山の幸を織り交ぜながら、
鍋奉行リョウくんが腕を振るいます。
お山を知ることは、お山に知られること。
飯豊に深く呼吸している二人です。
あることで、リョウくんを冷やかして笑うと、
気に障ったのか、切り返して、「へらへら笑うな」。
酒席の他愛のない話なのだけれど、
この「へらへら」は私の胸を刺した。
「イツモシヅカニワラッテヰル」…
とは賢治の有名な詩『雨ニモマケズ』の一節。賢治は、
「ミンナニデクノボウトヨバレ/ホメラレモセズ/
クニモサレズ/サウイフモノニ/ワタシハナリタイ」
と結んだ。ある意味、この詩は、
日本的心性をもっともよく表わしている。
私をともかくも支えてきた言葉と、
そしてそれとは明らかに異質な言葉とのはざまで、
いかにもして調和をはかろうとしている私の「笑い」は、
「へらへら」としかうつらぬのだろう。
ただ、「シヅカ」への機縁こそあれと、
祈り願うことしか、私にはできない。
このresponseは、お山の声の様にも聞こえた。
Fin