一帯を統べる飯豊~櫛が峰から
今日(9/16)は磐梯山へ。
猪苗代スキー場に着くと、
何やらイヴェントがあるようで、駐車場は閉鎖。
なら久し振りに裏からも良いかなと、北塩原村へ。
かつて懊悩山と呼ばれたこの山の心の襞は荒々しい。
でもそんなお山の歴史なればこそ、
ちっちゃな人間のちっちゃな「懊悩」を
やさしく熔かせるのでしょう
・・・その想い、再び。
先週の安達太良以上の晴空晴景に恵まれました。
感謝です。
裏磐梯スキー場から。岩壁の峨峨を従えたお山。
一面のススキに迎えられて出発。
森に入ればすがしい朝の挨拶。
・・・抜けると岩壁に光輝。
天狗岩から響こえ。
櫛ガ峰の鞍部を目指します。
昨年の6月以来だけれど、様相にかなりの変化。
土石が増えています。
お花の迎候、そしてエ~ル。
足元不如意の急登。天狗岩からもエ~ル。
「がんばれ~」。
やっと、ひょっこり、お山の貌かお、
天空に沐浴ゆあみします。
さて、先ずは櫛が峰。
天狗岩が背を押してくれます。
ん~、磐梯山。
晴光晴色を恣にするお山の幸せ。
まさに晴麗。
晴嵐晴れた日の山気に酔いしれます。
晴色の吾妻。
彼方から響こえ、飯豊の眼差し。
黄金色に輝く猪苗代。
湖うみも麗らか。
お山に向かいて、言葉あるなし。
以心伝心・・・。
さて心は満腹?本峰へ。櫛ガ峰は下りがツライ。
櫛ガ峰。良い時間を感謝。
黙して天を仰ぐ天狗岩。
暢々と櫛ガ峰。
「天だ、天を仰げ」と、天狗岩。
磐梯山頂に到着。
櫛ガ峰、望見。
出過ぎの私。
飯豊の眼差しを総身にうけます。
大日岳。
御西岳。隣には御鏡雪の意気地。
そして、飯豊本山。
燧ガ岳、会津駒ガ岳、そして平ケ岳。
この揃い踏みは稀有なこと。
久しく行けてない御神楽岳。
岩壁の壮観が此処からも伺えます。
のんびりと・・・
パノラマを享受。
この瞬間、
それぞれの山頂にたくさんの感激があることでしょう。
そろそろ下りましょう。往路を復します。
お山から大きなエ~ルを拝受。
天空に胸を張る櫛ガ峰。
お山にいとまを告げて、裏へと下降します。
火口壁。往時の爆裂に思いを馳せます。
西吾妻からの響こえに耳を澄ませます。
天狗岩に。
そして櫛ガ峰にも。
森に入れば懇ろなねぎらい。
「下山すると曇り」?
良いタイミングで行を了えました。
無事の下山、
晴麗の山路に、
感謝、感謝、感謝。
Fin