『その2』からの続きです。
飯豊の山頂がツンと天を仰いで高唱します。
「歩く」こと、
それが何よりもすばらしいことなのだと・・・。
御鏡の雪。
その目送に浴します。
この雪の厖大が織り成す暢達、暢然の世界。
出来立てほやほやの雲。
御西が遠ざかります。
駒形山と飯豊山。
豊実の残雪。
雪のうねり。
稜線を満喫です。
北方の峰峰。
まだ雲に統べられて。
この景が飯豊にいることを実感させます。
御西~天狗の稜線。
宝珠山から響。
飯豊の山頂へ一登りです。
心も軽やか。
足取りも軽やか。
烏帽子と梅花皮の両岳が貌を出してくれました。
大嵓尾根と宝珠山。
歩いて歩いて、飯豊の山頂に一息。
御鏡の雪景を瞼に封じます。
飯豊の山頂にいとまを告げて。
本山小屋で管理人の高橋さんとしばし四方山話。
いとまを告げて、さらば、本山小屋。
お花のみんなに挨拶しながら。
御前坂を下り了えればいよいよ御秘所。
飯豊本山が見守る中。
岩場へと。
キスゲからはつましいエ~ル。
岩場を了えれば前方に草履塚。
御秘所の岩場を振り返ります。
草履塚から切合へ、雪の緩斜面。
切合小屋前で休憩。
長谷川さんにご挨拶をして小屋を発ちます。
ヒメサユリの目送に浴します。
本山はまだガスの中。
でも、少しずつ、ガスが上がります。
雲が遠慮してくれました。
御坪。いつものカンバの根元で小休止。
種蒔山。
ヒメサユリのねぎらいを受けながら。
飯豊からの風が。
疲れもだいぶ出始めましたが、地蔵岳へはまだまだ。
登り返しもたっぷりです。
飯豊の眼差しにほっこり。
これが飯豊本山の貌かおでしょうか。
また空が白んで来ました。お山においとまです。
御田の大杉に事無きを報告し・・・
ザンゲ坂を無事に降り了えれば、下山完了です。
お山に
感謝、感謝、感謝。
Fin