今回(7/8・9)は泊まりで飯豊連峰大日岳へ。
あの山もいいなぁ、と惑いましたが、
帰してみれば、やはり、飯豊。
お前には此処しかないのかとバカにされそうですが、
愚かは愚かで、はい、完くその通り。
行きたい念いが兎にも角にも胚すのなら、
行ける環境が些かでも備えられているのなら、
私は愚かに徹したい。
大日岳の山頂を踏むことは、
私にとってこの上ない悦びです。
*
石転ビ沢からとも考えましたが、
どうも降雨は避けられないと判断。
辛抱のきく大日杉からに変更です。
大日杉小屋に着くと、何かイヴェント?
大勢の登山者の方々が発って行かれました。
今日は泊まりの私。身支度も余裕のモウションです。

ザンゲ坂をあれこれザンゲしながら上り詰め、
上を見上げると、
なんと其処には小国山岳会、ECB竹田さんの温顔。
あ~、今日だったんですね!『山開き』。
久し振りの泊まり装備に喘ぐ私、
みなさんのペ~スを頂戴します。

さすが、鍛え上げてます、竹田さん。[酔待草]

泊まりなのでノンビリとは言え、一応目的地は御西。
長之助清水で皆様とお別れして、地蔵岳。
霧雨のお蔭 で涼しいものの、眺望は得られず。

お花の「眺望」?が心を満たします。

殊に今日はこのアカモノが断然の応援団。
数(和?)の力で足を押し上げてくれます。

ヒメサユリの花が綻びかけて。

個体数が少ないような気もしますが、
艶やかさで補います。

時折薄日も射して明るむ登山道。

『ゲロゲ~ロ、ゲロゲロ』、蛙語でエ~ルを頂戴。

お花のエ~ルも勢いが増して来ました。

水も滴る艶麗の迎候。

向かう稜線が雲間に迫力を増します。

御坪には、小国山岳会の横山さんの姿が。
今日は『山開き』のスタッフですね。
A班、B班を見守ります。

ダケカンバと岩場をぬう様にして進みます。

切合小屋は間近。雪の上を慎重に渡ります。

分岐付近の残雪。
夏径をまともに来るとちょっと絶句かな。
ずっと手前で雪をひろって上に出るか、or 高巻くか…。

切合小屋に到着。何やら賑やかそうです。

小屋前では『山開き』登山A班のみなさんが
寛いでおられ、
ウィットに富んだブログで大活躍の竹爺さんの姿が。
「お久しぶりです」。
素敵な笑顔にお人柄が滲みます。
*竹田さんのブログ→ [それゆけ とーちゃん]

A班ご一行を見送り、先へ進みます。
ニッコウキスゲもお花の団欒の輪に加わりました。

草履塚への径にはゴゼンタチバナがハイシ~ズン。

草履塚に起てば、少しずつ雲が開きます。
恭敬に感謝。

ヴェ~ルが解かれてゆきます。

飯豊本山の現前。

ああ、辺りはヒナウスユキソウの饗宴。
今年も会えました。

朗々として、そして楚々として。

御秘所沢に雲が湧きます。

御鏡みかがみの雪形も表情豊かに。

ヒナウスユキソウの歓待を受けつつ、
なかなか足が進みません。

ダイモンジソウが
兄弟分(ダイニチダケ/大日岳)によろしくと。

それぞれの賜、宝玉を大切に、ひとすじの証。

目の覚めるような黄が彩りを副えます。

「道中、気をつけてね」とエ~ル。

いよいよ雲湧く御秘所の岩場。
本山が招きます。

?やっと大日岳も御出座しでしょうか・・・。

御秘所から飯豊本山。

此処まで来るとさすがに本山が迫力。
先月より雪渓がだいぶ縮小しました。(当たり前ですね)

御秘所を了えて進むと人の気配。見上げると何と、
主筆にして小国山岳会会長の井上邦彦さんでした。
「お久しぶりです」。
今日は『山開き』登山隊の皆さんとは別行動をとらせて
もらって飯豊の山頂を踏んでこられたとのこと。
一件、ミッションを拝命。

う~ん、井上さんとこのヒナウスユキソウ、似てるなぁ。

雲がだいぶ上がってくれました。

ふ~。いつもため息、御前坂。
加えて今日は重荷、肩が痛い。

「しっかりせんかい~」。
大日岳から叱咤激励を頂戴。

まずは半分、『カフェ御前坂』。
一息入れます。

あと半分。
宙そらからの大きなエ~ル。