あるく

~山の恵みの備忘録~

大日岳/帰愚(その1) 2012年7月8~9日

 
  今回(7/8・9)は泊まりで飯豊連峰大日岳へ。
     
  あの山もいいなぁ、と惑いましたが、
  帰してみれば、やはり、飯豊。
  お前には此処しかないのかとバカにされそうですが、
  愚かは愚かで、はい、完くその通り。
  行きたい念いが兎にも角にも胚すのなら、
  行ける環境が些かでも備えられているのなら、
  私は愚かに徹したい。
 
  大日岳の山頂を踏むことは、
  私にとってこの上ない悦びです。
        
 
 
                               
 
 
  石転ビ沢からとも考えましたが、
  どうも降雨は避けられないと判断。
  辛抱のきく大日杉からに変更です。
  大日杉小屋に着くと、何かイヴェント?
  大勢の登山者の方々が発って行かれました。
  今日は泊まりの私。身支度も余裕のモウションです。
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  ザンゲ坂をあれこれザンゲしながら上り詰め、
  上を見上げると、
  なんと其処には小国山岳会、ECB竹田さんの温顔。
  あ~、今日だったんですね!『山開き』。
  久し振りの泊まり装備に喘ぐ私、
  みなさんのペ~スを頂戴します。 
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   さすが、鍛え上げてます、竹田さん。[酔待草]
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  泊まりなのでノンビリとは言え、一応目的地は御西。
  長之助清水で皆様とお別れして、地蔵岳
  霧雨のお蔭 で涼しいものの、眺望は得られず。 
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  お花の「眺望」?が心を満たします。
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  殊に今日はこのアカモノが断然の応援団。
  数(和?)の力で足を押し上げてくれます。 
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  ヒメサユリの花が綻びかけて。 
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  個体数が少ないような気もしますが、
  艶やかさで補います。 
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  時折薄日も射して明るむ登山道。 
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  『ゲロゲ~ロ、ゲロゲロ』、蛙語でエ~ルを頂戴。 
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  お花のエ~ルも勢いが増して来ました。 
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  水も滴る艶麗の迎候。 
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  向かう稜線が雲間に迫力を増します。 
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  御坪には、小国山岳会の横山さんの姿が。
  今日は『山開き』のスタッフですね。
  A班、B班を見守ります。 
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  ダケカンバと岩場をぬう様にして進みます。 
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  切合小屋は間近。雪の上を慎重に渡ります。 
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  分岐付近の残雪。
  夏径をまともに来るとちょっと絶句かな。
  ずっと手前で雪をひろって上に出るか、or 高巻くか…。 
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  切合小屋に到着。何やら賑やかそうです。 
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  小屋前では『山開き』登山班のみなさんが
  寛いでおられ、
  ウィットに富んだブログで大活躍の竹爺さんの姿が。
  「お久しぶりです」。
  素敵な笑顔にお人柄が滲みます。
  *竹田さんのブログ→  [それゆけ とーちゃん]
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  A班ご一行を見送り、先へ進みます。 
  ニッコウキスゲもお花の団欒の輪に加わりました。
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  草履塚への径にはゴゼンタチバナがハイシ~ズン。
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  草履塚に起てば、少しずつ雲が開きます。
  恭敬に感謝。 
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  ヴェ~ルが解かれてゆきます。 
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  飯豊本山の現前。 
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  ああ、辺りはヒナウスユキソウの饗宴。
  今年も会えました。 
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  朗々として、そして楚々として。        
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  御秘所沢に雲が湧きます。 
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  御鏡みかがみの雪形も表情豊かに。 
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  ヒナウスユキソウの歓待を受けつつ、
  なかなか足が進みません。 
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  ダイモンジソウが
  兄弟分(ダイニチダケ/大日岳)によろしくと。 
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  それぞれの賜、宝玉を大切に、ひとすじの証。 
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  目の覚めるような黄が彩りを副えます。 
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  「道中、気をつけてね」とエ~ル。 
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  いよいよ雲湧く御秘所の岩場。
  本山が招きます。 
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  ?やっと大日岳も御出座しでしょうか・・・。 
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  御秘所から飯豊本山。 
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  此処まで来るとさすがに本山が迫力。
  先月より雪渓がだいぶ縮小しました。(当たり前ですね) 
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  御秘所を了えて進むと人の気配。見上げると何と、
  主筆にして小国山岳会会長の井上邦彦さんでした。
  「お久しぶりです」。
  今日は『山開き』登山隊の皆さんとは別行動をとらせて
  もらって飯豊の山頂を踏んでこられたとのこと。
  一件、ミッションを拝命。 
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  う~ん、井上さんとこのヒナウスユキソウ、似てるなぁ。 
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  雲がだいぶ上がってくれました。 
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  ふ~。いつもため息、御前坂。
  加えて今日は重荷、肩が痛い。 
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  「しっかりせんかい~」。
  大日岳から叱咤激励を頂戴。 
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  まずは半分、『カフェ御前坂』。
  一息入れます。 
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  あと半分。
  宙そらからの大きなエ~ル。 
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  「その調子で頑張れ~」。 
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  御前坂を了えれば、飯豊本山小屋。
  管理人の高橋さんとしばし歓談。 
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  悠々と頂稜を闊歩すれば・・・ 
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  飯豊山頂に到着です。 
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   『その2』に続く。