あるく

~山の恵みの備忘録~

二ッ箭山/仁廉 2024年2月4日

御滝には、虹の頌・・・

 

 

今日(2/4)は、二ッ箭山へ。

朝方は広範囲に曇り予報~なので、ゆっくり朝餉を済ませてから。

いわき市上小川なる登山口駐車場に着くと、

隣りの車には、お見かけしたことがあるお顔・・・

何と常連のO利さん、さらにそのお隣にはH本さんが。

お久しぶりです。O利さんからは戴き物まで。~深謝。

H本さん、O利さんと順にお発ち頂き、私はゆっくり身繕い。

~いざ。

 

御滝に礼敬・・・

 

水君に通行の許しを請います。

 

水の精と語らいながら。

 

 

 

今日は、沢コース。〆張場で折れず、遡ります。

O利さんを発見?

 

写真を撮ろうとしたら、逆に撮られてしまいました。

私の方が若いので?先んじます。

 

足のおき場に意を注ぎながら。

 

氷瀑の片りん?

 

 

 

水の響に耳清ませば、"Grace be with you"。

 

その清廉に合せられます。

 

源頭部。

 

門番さんにご挨拶して・・・

 

いざ、激登り?

 

容赦ない勾配に喘ぎます。

 

崩れ岩から男岩、女岩。睦まじく呼ばわります。

 

岩間を潜って女岩へ。

 

よっこらしょっと岩場のテラス。先客は御三方。

 

陽精の祝福に与かり、その頌に耳澄ませます。

 

隅の岩に腰を下ろして、おにぎりタイム。

(うみ)の順良にとろけているうちに、なぜか礼儀という言葉がもたげました。

みなさん、飲み食い、お喋りを愉しんでおられます・・・。

私なら、何方かが来られると、荷を除け、詰めて、席を空けますが、

ベンチの上には、荷が雑然と広げられ、火器が鎮座、

どうも、彼らにそうした心遣いはない様です。

~何のためのベンチ?

おにぎりを食し終えると、なんだか居たたまれず、去ることに。

離れ際、言葉を選んで、ちょっとだけ、苦言を呈させて頂きました。

あるいは気を悪くさせてしまったかも知れません。

 

「いつも、ためらうことなく、ほほ笑んで、

礼儀正しく、思いやりにみちた態度をみせる、

―礼儀作法とはそういうものなのだ、と僕は考えている。

つまり荒ぶる情念をなだめる体操なのだ。

礼儀作法を弁えるとは、すべての身ぶりを通して、あらゆる言葉を尽くして、

"苛々せぬように。与えられた人生のこの瞬間を台なしにしないように"

と示すこと、伝えることである。・・・ほんとうの礼儀作法とは、

むしろよろこびが伝わって、すべての摩擦が和らぐところにあるのだ」

とは、アランの言葉。

私の、或いは、「無作法」。アランにお叱りを頂戴するかな?(笑)

 

唱を合わせ、洋には燦爛。

 

さて、女岩を頂いて、眺覧、周覧。

 

男岩の英武に・・・

 

合わせられます。

 

鎖、ロープにしがみつき、降って、下って・・・岩場に直下。

 

呼ばわる響に耳澄ませます、「天を仰げ、天から生きよ」と。

 

ちょうど、H本さんが上られるところでした。「お気を付けて」。

 

沢床へと、転げ落ちます?

 

降り起って礼敬・・・

 

水君に通行の許しを請います。

 

 

 

言葉を交わせば・・・

 

水の時間に合わせられます。

 

 

 

 

 

のたり・・・

 

のたりと・・・

 

御滝へ。

 

しばし、水のすることをみていましょう。

 

 

 

 

 

 

 

ほのかに虹、水の頌。

ひとつの称名たれ・・・

「虹を見るように 神を畏れる人は尊い八木重吉)。

 

その翔逸・・・

 

翔踊・・・

 

翔華に与って・・・

 

無事の下山、

仁廉の山路に

感謝、感謝。

 

fin