あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/仁和 2023年7月2日

今日(7/2)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)

及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

 

早朝に、地区の運動公園の環境整備があり、

生憎、家に草刈り機はなく、草削りで参加させて頂きました。

私なんぞ役に立ったのかどうか、甚だ心もとないのですが、

主催者の呼びかけが奏功、若い人たちが多く参じて下さり、

私の非力が目立たずに済みました?感謝。

 

 

堂山王子神社から、いつもの門沢登山口へ。

 

日向は育ちが早い。

体に障るようなものは持参の鎌で払います。

 

木陰が気持ちいい。

 

山頂は、もうすぐ。

ハルゼミの頌が迎えてくれました。

 

『水石』(三ツ石)につけば、阿武隈がひらけます。

 

ああ、空が近い。

 

一帯を見回りながら・・・

 

 

 

展望台へ。

 

上がって、眺覧、周覧。

 

あぶくまの暢然に身をひたします。

 

 

 

 

 

 

 

展望台に居合わせたみなさんと、しばし、歓談、山談義。

どうぞ、良き山に恵まれますように。

 

辞して、山頂部、残りのエリアを見回ります。

 

 

 

アヤメが溌剌。

 

 

 

異状のあるなく、安堵。

 

『水石』に戻って、昼餉としましょう。

 

空には、ハルゼミの頌。

 

あぶくまには、いいかたがたばかり。

 

「天というのは

あたまのうえの

みえるあれだ

神さまがおいでなさるならあすこだ

ほかにはいない」

と詩人は綴りました。八木重吉

 

世界には天に唾する嘲りが満ち、

戦争や抑圧、貪りが満ちあふれています。

それでも、それにもかかわらず、

「善人にも悪人にも、太陽を昇らせ、雨を降らせる」、

全世界の忘恩、反きを背負う、善意そのものの御方がおられる・・・

こんな日、山に上ると、そんな正しい心にしてくれます。

 

 

天上には、まなざし。"Grace be with you".

 

しんがり君の篤い思いにほっこり・・・

 

 

いい時間を過ごせました。感謝。

帰るとしましょう。

 

ヤマボウシや・・・

 

ハルゼミの目送に与って・・・

 

後は、すたこら。

 

木々と語らいながら。

 

 

 

 

 

無事の下山、

仁和の山路に

感謝、感謝。

 

fin