あるく

~山の恵みの備忘録~

安積山&移ヶ岳/励節 2022年11月27日

安積山(額取山)の英姿。(滝登山口へ向う途中、夏出から)

 

 

今日(11/27)は、安積山[額取山]へ。加えて、帰りしな、移ヶ岳へ。

初めは安達太良のつもりで、夜明け前、奥岳のスキー場へ。

着いてみれば烈風吹きすさび、小枝が飛び交い、車にポコポコ当たります。

・・・直ぐにはおさまらないな、きっと稜線はとんでもない爆風だろう。

黙考→心変わり→「今日は呼ばれていない」。

コンビニへ用足しに戻って、そのまま安積山へ。

 

 

郡山市は逢瀬町なる滝登山口から。

 

稜線に上がると熱海からの道を合せます。しかし、さすがに強い風。

木が大きく撓っては、ギィウ~グィエ~と啼いています。

 

登山口の駐車場でお隣さんは89歳(!)のご老人、常連さんとお見受けしました。

彼に遅れること10分ちょっとで出発、直ぐ追いつくさと高を括りましたが・・・

行程三分の二を過ぎても後ろ姿をキャッチできず。

 

陽精の激に応えます。

 

もう直ぐ山頂という所で、ご老人が戻って来られました。

山頂は風が強くて飛ばされてしまいそう、とても息んでらんないと。

お名前を伺うと、okabeさん。恐るべき89歳。しばし、歓談。

 

辞して、一投足。

安積山(これは通り名、地図上は「額取山」)を頂きました。

 

いやはや風が強烈!まともに起っていられない!

ここは風衝の地。同じ山塊、大将旗山の先には風神が祀られているほど。

耐風姿勢で、意地の眺覧、周覧。(笑)

 

目立ちたがりの大将旗山は~次の機会に。

 

西方、ちょっと傾いて?猪苗代湖磐梯山

風圧に抗して起っているのがやっと、画像の水平制御などとてもとても。

 

北方、安達太良山と猪苗代山地(こう称してよければ)。

 

霞んで、阿武隈。山座同定はかなわず。

 

風が強くて居たたまれない。標識に礼して、さっさと?下ることに。

 

陽精の頌、そのエ~ルを頂戴して・・・

 

後は、すたこら。

 

登山口へと、舞い戻りました。

 

 

これで、無事の下山に感謝、感謝・・・なのですが、

安積山でも烈風に追い立てられ、あれよあれよの特急ピストン。

これではなぁと考えなおし~もうひと山?(笑)

帰りしな、『移ヶ岳』なら風も少しは落ち着いているかな?

 

 

という訳で、『移ヶ岳』へ。

ここへきて、やっと穏やかな日和に。落葉のザサッ、ザサッが心地よい。

 

山守のアラン君にご挨拶して・・・

 

移ヶ岳を頂きました。

 

しばし、眺覧、周覧。

 

 

今日は霞んでモヤモヤなれど、それはそれなりに風情。

 

陽精の頌に、耳澄ませます。

 

 

 

居合わせた方にお願いして、パチリ。(「危険」人物?笑)

 

この方に撮って頂きました。感謝。しばし、歓談。

お話を伺うと、今日はここで4つ目の山頂とか。飯豊では大日岳日帰りの経験も。

安積山では恐るべき89歳、こちらでは恐るべき49歳、はさまれてお疲れの69歳?

でも、共に、山に生き、山に生かされての同胞。励節に感じ入りました。

 

見送って、しばし、黙想。

 

さてと、帰るとしましょう。

 

木々と語らいながら・・・

 

後は、すたこら。

 

無事の下山、

励節の山路に、

感謝、感謝。

 

fin