雨花、精壮。
*この花の名は「ドクダミ」。もっと相応しい名前があってもいいですね。
今日(7/4)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)、
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
雨音で目が覚めましたが、しばらくして小康。いつもの散歩へ。
このまま、午前中ぐらいもってくれればなぁと願うも、結局、
そぼ降る雨の中、傘をさして。
同じ梅雨前線は、関東や東海地方を激しい雨で襲いました。
土石流が猛り狂って家屋をなぎ倒し、住民の方々をのみ込んでいく様は、
これはもう、凄まじいとしか言いようがない・・・。
災禍、災厄~「生まれて初めて」の連鎖が止まりません。
亡くなられた方々のご冥福を、衷心より、お祈りいたします。
ん~、日向のヤブ化は、想定内?
一応、学習能力はあるので、鎌を持参。
人一人が何とか濡れずに通れるようにと、道刈り。
草刈り機ではないので、細かいことは?ご勘弁。(笑)
ホタルブクロや・・・
トンボ君の労いに与りました。
雨の山歩きもいいな。
心まで、しっとり。
山頂部は、ヤマボウシの祝筵。
高らかなヤマボウシの頌歌。
この山には、ヤマボウシの英傑がずらり。
つつましいアヤメ・・・
トンボ君と、歓談、四方山話?
展望台へ。
さすがに、この雨、人影はありません。
眺覧、周覧?
辺りは、雨に煙ります。
一帯を見回ります。
健気に、ひとつ。何を想う。
異状なし。
展望台に戻り、おにぎりタイム。
慣れない鎌での作業、普段使わない筋肉を使ったせいか、「ふ~」。
アヤメとしばし語らい、その場を拝辞。
帰るとしましょう。
あらためて、こんなにたくさんのヤマボウシが居たんだなぁ。
その頌に耳清ませて・・・
「友情」~アランの『定義』によれば、―
「これは自己に対する自由で幸福な約束であって、
自然の共感を、予め、年齢や情念や相剋や利害や偶然を越えて、
変ることのない一致にまで、変えることである。
普通それは言葉には出されないが、
人は友情の結果を見、友情に絶対的に信頼を置く。
そこからいかなる駆引もない会話や判断の自由が可能になる」
とか。~哲学者らしい、ややこしい言い方。(笑)
自然への畏敬、崇敬、・・・そこまで言わなくていい、そう、友情。
この感情性の萌芽なしには、大地からの疎外はなくならない。
みんな作者によって連帯しているのです。
ヤマボウシの花は、みんな、そう言ってます。
いい時間を過ごせました。感謝。
後は、すたこら。
花々の・・・
ねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
淋鈴の山路に
感謝、感謝。
fin