「その1」からの続きです。
そ~っと危うい雪に足を乗せて無事クリア~。
護摩壇が迫ります。
七森も水平位置に。
松ノ木尾根も目の高さに。
「ひえ~」、越し方を振り返って。
護摩壇の直下。
雪の斜面の勾配がちょっと酷なので、
護摩壇の緩斜面を攀じります。
無事クリア~で稜線に起てば、生憎、大日岳はまだ就寝中。
三国岳避難小屋でカップラ~メンでも食べて休みましょう。
中には新潟 T 山岳会のパ~ティが。
松ノ木尾根を登って来られたとのこと。
朝方はヒザ下の渡渉だったよし。
午後は腿から腰あたりかなぁとも思いつつ、
渡渉点を探してちょっと上流を当たれば何とかなるかなと、
帰りは松ノ木尾根にと傾きます。
三国小屋までおよそ4時間。
まぁまぁのタイムで来れたので、種蒔山まで行くことに。
それにしてもパックリ割れたなぁ。
いざ、種蒔山へ。・・・前方のガスに不安が過ぎります。
この辺まで来ると、雪庇の見事な割れが視認できます。
実川の先は暗そうです。
疣岩山。
大日岳はまだ雲布団に包まって。
七森から三国岳を振り返って。
剣ケ峰の雪稜。
雪庇の奥に地蔵岳。
目差す種蒔山、そして奥に飯豊本山。
やさしい陽光が大日岳を起こします。
主稜線の雲は不安定。かえって希望が。
雲は本山を避けて。
牛首山~櫛が峰。薄っすらと淡く輝って。
種蒔山が迫ります。
最後の急斜面を越え種蒔山の山辺に起てば、
~飯豊本山が広がります。
暢びやかな世界、・・・ここまで来れて良かった。
本社ノ沢右稜の先には大丸森山。
この場処を歩く仕合わせ。
大日岳も雲布団を払って。
シシ笠尾根、オンベ松尾根には春らしい光が。
この勇姿に心満ち足りて。
ぼけぇ~っと、ただ眺めます。
本山からもエ~ルをたくさん、・・・。
「またいつでも来なよ」、有難う。
御西にも暇を乞うて。
お山は、いつでも何事もなかったかの如くに、お山です。
今日は、残念だけど、そっちのてっ辺へは行けません。
牛首山からも響(こえ)が。
さて心も満腹です。そろそろ戻ります。
巻岩山~疣岩山~三国岳に至る稜線。
また来ますね。
地蔵岳への稜線。
七森~三国岳。
七森から三国岳。
雪の斜面の造形。
大日岳に見守られながら。
雪の上の「空中散歩」。
体重を持て余した雪庇。
いつも気になる樺の木。
飯豊の厳しさが余儀なくさせた成長の形。
大日を振り返りつつ。
三国小屋が。
落ちそうでなかなか落ちない雪庇の不思議。
大日の視線に包まれ。
「その3」に続く。