あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊に遊ぶ(1)[種蒔山/松ノ木尾根]2011年5月4日

       
 今日(5/4)は飯豊へ。
 
 冬の間、門が閉ざされる飯豊。
 確りとした技量と、
 周到な準備を斉えた者にのみ許される世界です。
 
 何ヶ月もの間このお山に登れない、気の塞ぎ
 それを正しく表現する言葉が見つかりません。
 
 春です。
 GWは飯豊、いいでに見(まみ)えたい。
 ・・・貧しい技量を引っさげてのこの習慣は、
 原発に、或いは余震にと、諸々の不安に暗鬼して、
 ”泊まり”を躊躇わせ続けた心に勝り、
 ”ならば日帰りで”と折り合うことに。
 
 でも”放射能シンドロ~ム”による心身の弛みは歴然、
 ましてやツボ足、加えて鈍足、本山ピストンなど論外です。
 ”いいで”に沐浴し、
 思うが儘、お山の懐に遊ばせてもらうだけでいい。
 残雪のご機嫌を伺いながら、只管、六時間を目安に上り往き、
 切り良く、心が安んじ、満ち足りたなら其処が山頂、
 復します。
 そんな心積もりで、のんびりと、自由に
 
 お山はたくさんの恵みを、
 この小さな身体一杯に注いでくれました。
 感謝です。
 
 *調子に乗って写真を撮りすぎました。
 3部作でアップいたします。
 
       
 
 
         川入は御沢、長坂尾根に客となります。
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           イワウチワが春を讃えて。 
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   新緑がこの辺りまでやさしく侵食?してきました。 
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           下十五里にも柔らかな朝陽が。 
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       お久し振りです。 
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   三国岳が起きてきました。 
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 長坂尾根を、残雪の感触を確めながら、ゆっくりと。 
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 早々とお一人下りて来られました。
 遥々、杁差からの縦走とのこと、羨ましい。
 天気にも恵まれ、飯豊にご満悦のご様子です。 
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 横峰に起てば、清々しい風が。 
 ああ、今年もここに来れた・・・。 
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 ここまで来れば、三国岳も貫禄です。
 「おう、達者がい」。
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   七森からの響(こえ)に、しばし、立ち尽くします。 
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   地蔵山も「よく来たな」と。 
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    御前山からも。
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   そして牛ケ岩山からも。 
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       のんびり休憩終了。まずは地蔵山へ。
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           気持ち良さそうに。
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       たいした雪の腐りはなし。トレ~スを戴きます。 
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      ふ~っと振り返れば代塚山からエ~ルです。 
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 稜線に起てば、飯豊本山。
 「久し振りだなぁ、息災だったがい」。 
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   三国岳を見据えます。 
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   七森を。
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 でっぷりとした鯨の背の奥に飯豊本山、そして草履塚。 
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     牛ケ岩山への稜線。 
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   此処地蔵山と名前が兄弟分の地蔵「岳」。 
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   草履塚を太刀持ちにして飯豊本山。 
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   御坪~地蔵岳 
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   地蔵岳~大日杉。 
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   三国岳とゆっくりお見合い。
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         本山に見守られ。 
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     そろそろ次へ。
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    三国を目差します。 
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         剣ケ峰の稜線。何とか「雪」稜です。 
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     ナイフリッジの登行、キライではありませんが。 
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   風は弱く、まずは安心。 
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   七森沢にかけて大きな雪崩/崩落が見られます。
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   地蔵岳が遠くから「頑張れよ~」と。 
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   タカツコ沢を覗きます。 
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   この辺りの雪稜は太く安定です。 
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   右に七森を眺めながら快適に。 
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 結構な勾配ですが、
 ステップもあり、見た目ほど苦しくはありません。 
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   ちょっと一息、地蔵山を振り返ります。 
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     さて、まだまだぁ~。 
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   七森からは、「まぁ、焦んないでゆっくり登りな」と。 
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     そろそろパックリ空いて「安定」とは~。
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     上に松ノ木尾根への稜線を眺めます。 
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     お~、剣ケ峰の標柱が見えて来ました。
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   いよいよ核心部に入ります。 
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 ナイフリッジの下は抉れていますが、まだ太い。
 むしろ岩との接ぎ目辺りが薄く、キ・ケ・ン。慎重に。 
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   そろりそろりと、天橋立を渡ります。
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 「その2」につづく