あるく

~山の恵みの備忘録~

M9、そして原発/破綻のスパイラル。

 3/11、東日本を襲った大地震、そしてそれによって引き起こされた大津波により落命を余儀なくされた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。      
 このブログをご覧戴いている皆様には、きっとあのM9に敗けることなく、しっかと未来を見据えておられることと拝察いたします。宅配便がやっと当地にも回復し、震災で不能となったモデムを落手、交換し、更新にこぎ着ける事が出来ました。
 感謝です。

 この間、私は福島第一原子力発電所3号機の爆発にただならぬ事態を予感し、高齢の母を慮り、行政の判断、指示を待たず、残り少ないガソリンで行ける所迄と、必死の思いで西へと辿り、底を突いた猪苗代は総合体育館『カメリ~ナ』に避難者として手厚く受け入れて頂きました。
 『カメリ~ナ』では六泊七日お世話になり、ご厚情に与り、何とかガソリンも入手にこぎ着け、原発から30~40kmにあるわが町の放射線量の値が、遠く離れた市町村よりも低い値で推移していることもあり、意を決して田村市の自宅に戻りました。

 田村市のわが町には総合体育館に大熊町の役場機能と町民の方々を始め、双葉町富岡町などからたくさんの避難者の方々を受け入れており、私も猪苗代町でお世話になった恩返しの気持ちを込め、早々に市の社会福祉協議会にボランティア登録をし、早速、『介護』のミッションに入れて頂き、一昨日~今日と総合体育館で、お役に立ったのかどうか心許ないですが、一働きさせていただいて来ました。

 この不条理は未だ進行中です。多くの方々がとてつもなく巨きな問いの中に呻き、涙しておられることでしょう。私もまだ言葉を探っている最中です。報道では、これまで曖昧だった屋内退避のエリアを避難指示にする方向とか。既に避難してしまった方が圧倒的です。「地域」、「社会」は有名無実というのが実態です。
 私も、状況によっては再脱出もありますので、更新や或いはコメントのレスに遅滞を生じさせてしまうかも知れません。ご容赦ください。
 『カメリ~ナ』に慰問に来てくださった吉田さんご夫妻。感謝です。
 そしてkenrokuさん、夢ちゃんマンさん、asanoさん、面倒かけました。有難う。
 粟さん、いっちゃん、EVA父さん、LTQさんご心配、胸に滲みます。
感謝!

 みんな、敗けないで「歩き」ましょう。             





車に寝具や生活用品を積めれるだけつめ、お山の響(こえ)を頼りにひた走り、猪苗代町へと。役場の方から此処、町の総合体育館『カメリ~ナ』を指示され、安堵安どで到着です。

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まずは受付へと。

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避難してこられた方々の名簿が貼ってあります。既にたくさんの方々が。

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お山が、『わたしがあなたを守る』と。

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『カメリ~ナ』の中です。たくさんの「仲間」に安心の情が湧いて来ます。

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3日目/4日目組は洗濯物もたくさん・・・。

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原発は一進一退。わが町の放射線量の値は、かえって遠くの市町村より低いレヴェルでやや安定。
よし、戻ろう。お山が大きなエ~ル。

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嗚呼、綺麗。・・・自宅に戻ると、庭に福寿草が迎えてくれました。

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                             お わ り