あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山・春来たりつつ  2011年3月6日

 春は来たりつつある
 雪は降りつつある
 しかし春は来たりつつある
 寒さは強くある
 しかし春は来たりつつある
 春は来たりつつある
 春は来たりつつある
 雪の降るにもかかわらず
 寒さの強きにもかかわらず
 春は来たりつつある

 慰めよ、苦しめる友よ
 なんじの患難(なやみ)多きにもかかわらず
 なんじの苦痛(いたみ)強きにもかかわらず
 春はなんじにもまた来たりつつある

 (内村鑑三歓喜と希望』より)
           


梅は梅自身の気持ちを、はっと顕して。
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 今日(3/6)は二ツ箭山に。
 雪山が二週続いたので、心は春のうららを求めて。



登山口駐車場に車を置いて出ると、梅が「ようこそ~!」と歓迎です。
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オオイヌノフグリもそそとちっちゃな身体で春を讃い上げ。
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出発間際、何と今日は日曜なのに、土曜日の常連Y田さんとM浦さんが駐車場に到着。
「先に行ってま~す」。
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御滝を経て。
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昨日も来られたというY田さんのお話では沢の源頭「仙人」さんの氷柱はもう見られなくなってしまったとのこと。冬眠ならぬ春眠に入られたのでしょう、きっと。今日は久し振りに上りで岩場コ~スを辿る事に。分岐の〆張り場までしばしの渓の逍遥です。
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まだ渓を吹き抜ける風は冷たく、所々に氷の造形が。
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〆張場から急斜面に喘いで山脊に乗ります。風もなく、空は青く、うららかな日和に満悦。
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久し振りの『30Mの鎖場』にちょっと威圧されて。
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ロ~プにしがみ付き?息を切らして女体山と男体山の基部(鞍部)に。渓の向こう側、月山からは労いの響(こえ)が。
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男体山の視線を受けながら、今日は巻いて女体山へ。
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女体山で出会ったお二人に「 koizumi さんですか?いつもブログ見てます」と声かけられ、出たがりが功を奏したのかと?嬉し恥ずかしの筆者でありました。(笑)
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女体山から月山と洋(うみ)を望みます。キラキラと春の陽射しを目一杯反射して。
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いつもの休み場、「岩場のテラス」に。まだ誰もいません。
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筆者がラ~メンの準備でお湯を沸かしていると常連さんたちが続々到着して賑やかに。
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何度かお会いしているかも知れませんが、言葉を交わすのは初めてのMさん。
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O田さん、M浦さん、Y田さん、和気藹々と話が弾みます。
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月山の陽の当たり難い斜面にはまだまだ雪が。
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さてみなさんより先に下ろうかと腰を上げると、三週間振りです、常連のM野さんがテラスに。
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いろいろお話を伺いたいところですが、今日は長居をし過ぎ、約束の帰宅時間が迫って~。お先に失礼させて頂きます。
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月山を廻る時間の余裕はなく往路を復すことに。男体山の岩壁を見下ろします。
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へっぴり腰で?女体山の岩場をクリア~。
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さらにその直下、「30Mの鎖場」も難なく?しのいで。
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山脊からの急斜面もすたすたと。
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沢に出てからは、水に五感を研ぎ澄ませ。
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渓の静かな時間を愉しみ。
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無事、御滝に舞い戻りました。感謝。
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春のお花のお出迎えです。
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精一杯、一途に咲いて。
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どこまでもつましく、イヌフグリ
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 お わ り