『席を外して』と,大日岳が雲に語りかけると。
雲はス~っと退がります。
来る途中は何かとうるさい雲でしたが。
こうして此処に起ってみれば、礼儀正しいいい奴です。(笑)
悠然と視界を横切る奴もいますが。
大日岳。この姿を、この目に収めたくて、此処まで来たのです。
「暫らく振りだな、息災か?」、大日岳の懇ろな言葉。
裏川の源頭、清水沢が流麗なラインを刻みます。
時の経つのも忘れ、存分にお山に浸ることが出来ました。
牛ヶ首からは迫る急勾配に気が萎みます。
でもこれも御前坂。お山の心尽くしの持て成しです。
後方からは牛首山が背中を押してくれます。
トラバースできればなぁ。(笑)
御西小屋はまだまだ先。
肩の痩せた岩稜を、息を整え、のっしのっしと。
牛首山のラインが美しい・・・。
この稜線を歩いて来れたしあわせ。
山頂部から西大日岳を臨みます。逆光にガスといいことなし。
御西方面、相変わらずの雲のお祭りです。
大日岳。年季の入った標柱です。いつのまにかマスコットの『大日くん』の姿が見えません。これじゃ、何所の標柱だかわかりませんね。
雲の祝祭日かな?
北からも雲のミッションが。
御西の上で何やら「会議」?が始まりました。(笑)
牛首山が見てくれています。
大日岳の肩。あのラインを辿って来ました。
大日岳の容は、もう別人の様です。
文平ノ池に陽が入って。
御西小屋が! こんなに標高差ありましたぁ?
牛首山が、「めげずに頑張れ」と。
やっと御西小屋に到着です!
中からは賑やかな声が~、もう宴会ですか?
管理人の松葉さん、お元気そうで何よりです。水を分けて戴いたり、いろいろとよくしてくださり、感謝、感謝です。小屋入りが分かっていれば、何か持ってきたのですが。ゴメンナサイ。
夕照の北股岳を望んで。
大日岳の裾を滝雲が洗います。
翌朝。空はどんより。お山も所在無さそうです。
北股岳もまだ眠そう。
何とビックリ! 朝声をかけてくれたのはblog『タユイチトレッキング紀行』イチさんでした。今日もタユさんとご一緒です。ちょっと迷い気味の大日岳?ここまで来たのにもったいないと背中をポン! 大日岳へ向かうお二人です。
筆者も発つ準備です。天気は崩れそう。雨に遭わぬよう気合を入れましょう。記念にパチリ。(左から、管理人の松葉さん、筆者、白河の熱血岳人さん。)
この方に撮っていただきました。有難うございました!