あるく

~山の恵みの備忘録~

▲のんびりと二ツ箭山 2010年1月16日

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 のんびり洋(うみ)でも眺めたいなと、
 すっかりアットホームな山になったいわき市は小川の
 二ツ箭山に。

 雪はないだろうなぁ、とたかをくくっていたら、
 朝方にかけての降雪は浜通りの山をも巻き込んだようで、
 渓は薄っすらと雪化粧し、危ない事この上なし。
 石から石、岩から岩へと
 底が擦り減りパターンの定かならぬ長靴で
 滑る滑らぬを確認しながら、
 恐る恐るのへっぴり腰となってしまいました。
 何とか尻餅は免れることが出来ました。

 いつもの岩場のテラスでは地元の常連さんに加え、
 ほぼ一年振りにお遭いした小名浜山岳会の西山会長ご夫妻を交え、
 キラキラ輝る太平洋を眺めながらのラーメンタイム。
 陽光のエールを一心に享けて、
 ぬくぬくのんびり happy time を愉しむことが出来ました。

 帰りの沢コースでは
 此のところの寒波ですっかり結氷した渓相に遊び、
 この渓の新しい貌に遭遇。自然の造形・「いい仕事」です。
 人間の「いい仕事」って何だろうなぁ、その真面目は。
 よこしま(邪)がないこと、一筋の気持、
 ・・・ひっくるめて大きな愛。

 山は、自然は、歴史の寂かな証人です。
    





岩という岩、みんな雪を被って滑り易い。



ストックもなく恐るおそる進みます。



尾根にのりました。



Xmasツリーに良さそうな。



30Mの鎖場です。



男体山、女体山の基部に上がって。



月山も薄っすら雪化粧です。



女体山への最後の「登攀」。



雪が付くと怖いです。



女体山からの男体山



女体山からの月山。太平洋がきらきら眩しい。



筆者。(岩場のテラスにて)



昨年も1月にこの場所でお遭いした小名浜山岳会の西山会長御夫妻。
リンゴご馳走様でした。ご健行を祈り上げます。



常連のお二方も交えて。



沢コースを下ることにします。適当な棒ッ切れもなく、こんな日の急坂下降はイヤなものです。



沢の源頭。見事に結氷しています。アイスクライミングにはちょっと難ですが・・・。



アックス一叩きで毀れそうです。



結構な迫力の「アイスフォール」(大袈裟?)です。



氷の造形。



ここ数日はほんと寒かった。



ちょろちょろと沢水がカワイイ。



この渓の新発見の貌です。



滑って転ばぬよう・・・。



緊張感を持って・・・。



抜き足差し足忍び足・・・。



おもしろい造形です。



ちょっと毀れています。昨日,一昨日あたりに来ていれば、もっと凄い氷のアートに出遭えたかも。



御滝着。


                                            完