あるく

~山の恵みの備忘録~

日山/静逸 2019年6月1日

 
 今日(6/1)は、阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。
 明日の予定でしたが、地区の用務があり、1日早めることに。
 先の週の高柴山同様、日山も彩りが豊か、ハイシーズンを迎えました。
 明日が山開きとあって、今日は訪れる方が疎ら。
 返って喧騒もなく、若葉や山躑躅の溌剌に近頃の心のザワワザワワ?は慰撫され、
 静思のひと時に恵まれました。
 
 
 
 いつもの、田村市船引町、上移の平地区公民館前に車を置かせて頂き、
 身繕い。
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 真っ直ぐ進むと、三叉路。左の農道へ。
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 タバコ畑に沿って。
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 やがて、登山口。礼して、分け入ります。
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 木漏れ日が清か。
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 林道に出合えば…
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 電波施設様にお目見え。
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 ウツギに礼し、再び山径へ。
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 心を清ます若葉の煌めき。
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 移分岐。茂原登山口からの径を合せます。
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 花々の鄭重なもてなしをうけながら。…
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 樹々には積もる話。
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 王平へ。
 遠目には判りにくいですが、だいぶ松枯れが進行しています。
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 山頂まで、あと一登り。
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 すると、元気溌剌の常連さん。私と同年かな?
 お喋りを愉しみながらの、歩一歩。
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 花には衷心。
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 鳥居をくぐれば…
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 山頂広場です。
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 うやうやしく?迎えて頂きました。
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 展望台に上がって、眺覧、周覧。

 あぶくまの響に耳澄ませます。
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 一帯を見回ります。
 
 
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 まだ解けぬ原発事故の後遺。
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 展望岩へ。
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 あらためて、眺覧。語らいのひと時。
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 龍子山、鎌倉岳、そして最奥に大滝根山
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 異状のあるなく、安堵。
 もどって、高台の社に陣取り、昼餉タイムとしましょう。
 
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 空には陽精の頌歌、そして雲の親昵。
 細き声に、耳清ませます。
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 ひとにきずつけられたり、きずつけたりと、心の中にはザワワザワワ。
 
 もろもろの悪をつくらず、生死に著するこころなく、
 一切衆生のために、あはれみふかくして、かみをうやまひ、しもをあはれみ、
 よろずをいとふことなく、ねがふこころなく、
 心におもふことなくうれふることなき、これを仏となづく
 とは、道元の言葉。(『正法眼蔵』)
 そして、
 「他の非を見て悪ししと思ふて慈悲を以て化せんと思はば、
 腹立まじきように方便して、傍ら事を云ふやうにてこしらふべきなり」
 とも。(『随聞記』)
 どんな誤解や曲解があっても、弁解などする必要はない。
 いつも、いい人間でいること。それだけでいい。
 
 空は、雲は、議論しない、言い逃れしない。
 ただ頌うだけ、"Grace be with you".
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 躑躅が、唱を合わせます。
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 カップ麺も食し了えました。
 そろそろ、おいとましましょう。
 
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 後は、すたこら?
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 ギンリョウソウから、うれしいエ~ル。
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 登山口へと舞い戻れば、鎌倉岳…
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 そして、移ヶ岳のねぎらいエ~ルに与ります。
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 無事の下山、
 静逸の山路に
 感謝
 Fin